7/12にブルプロ初となる月一のアップデートがありました。
※細かい内容はリンク先参照。
概ね追加要素は触り終えたと思うので感想を書こうと思います。
期間限定ボードも含めてクラスボード以外のアドボをコンプしました。
厳選はまだ……というかハズレを引きまくっているもののとりあえず40イマジンも全作成済です。
・ミッション
まず完全新規ミッション(ID)である滝裏の盗掘痕跡はマップとしては正直機跡の谷やボルオムの改変マップで、人によっては使い回し判定かな?
ボス戦の雑魚がかなり多いので上級調査でもないのに上級調査並に遠隔職が死ぬかも。
地味に待望の土武器なのでLv40とはいえ活用する場面は今後ありそうです。
※有利属性と不利属性だとかなりダメージ差があるようで、不利属性の50武器を使うより有利40武器を使ったほうが良いっぽいんですよね……。
新上級調査の虫砦は上級調査の例に漏れず同一マップで敵を増やしてLvを調整したミッション。
毒ダメージがそこそこ大きく、通常調査ではボスでかなり死人が出やすいミッションでしたが上級ともなるとプレイヤーがプラグやイマジンでHPを盛っている事が多いため、意外と簡単にゴリ押せてしまう印象。
道中のバトルエリアが狭めで玉がいなくても敵が纏まりやすく、玉がいれば全まとめもかなり楽だと思うので上級で一番簡単かもしれません。
特に斧のドレスパやドレフィがいつも以上に光る印象で、巨竜以上に快適でした。
新武器は氷武器なのでレイドや杖用だと思います。
炎武器と違って虫砦だけやってればミッション素材が揃うので周回は楽ですが、代わりにフィールド素材のドラウグ狩りがかなり面倒なので合計するとマイナスかも。
ゴブリンセージなら貝殻も落ちるし、属性バースト自体火属性の方が強いのでよほど真面目な人でもない限り今パッチでもセージ狩りをした方が良い気がします。
EXラッシュは前回と差し替えになったわりに内容は大差なく、ここまで使い回しになるのは流石にどうなんでしょう……。
まぁ攻略手順も使い回せるので楽ではありますが。
それよりもEXラッシュのバトルスコアが4450から4600に引き上げられたのが問題で、フェステβやアインレインβを持っていない人は5部位全てLv40Eイマジンが必須になっています。
「アプデでイマジンのレベルを引き上げたからちゃんと集めてこい」というのはToDoリストとしては驚く程の事ではないのですが、問題はLv40イマジンにアンチスタンやアンチパライズが無い事でしょう。
厳選以前に装備する事が許されないので(ガチャマラ産のフェステβを除けば)課金しない限りスタン事故のリスクが付き纏うP2Wと化しています。
勿論そこまで目くじらを立てる程かと言われると……といった感じではありますけど、結果的に起きている事だけで言えば運営自らがP2W化を加速させている訳で、事前に運営が匂わせていたコンセプトとの乖離が起きている感は否めません。
このイマジン問題はバトルスコアの引き上げを緩和しない限りは永久に付き纏う根深い問題で、反省して引き上げの度にアンチ系を各種仕込んだとしても今度は厳選地獄が待っています。
一ヶ月ごとに救済措置の一切ない青天井のイマジン厳選が必要になる方向性のアプデがプレイヤーに快感を与えるとは到底思える訳もなく、前回の記事にも書いた通りもっとポジティブな動機を与えてくれた方がモチベも上がります。
現状の最新イマジン固定だとビルド幅も全くありませんし、長期的に見たらむしろイマジン育成システムなんかを追加して好きなイマジンを使えるようにした方が良いんじゃないでしょうか?
・自由探索
自由探索版の産屋と新規の雨止まぬ森が追加されました。
前者はまずミッションの時点で道が狭く入り組んだ構造でした。
自由探索ではマウントが使えるものの、引っかかりやすく移動が不便、しかも内部にワープが無い上に最強雑魚である狙撃兵も配備されているため間違いなく不評になると思います。
ただ今回の厳選候補であるEイマジンが定点狩りできて沸きポイントも1箇所で済んでいる事自体は悪くなく、セージ狩りのように遠距離職でPTを組んでロック通常を撃っているだけで素材が集まるのは評価点。
一切動かないので何がアクションゲームだよといった感じではあるものの、作業は楽に越したことはありませんからね……。
沸きポイント毎のmob配置を理解していればボードも案外楽に終わりました。
雨止まぬ森は新規マップですが、ともし火や木漏れ日と恐らく同じマップチップ的なものを使った感じで既視感があります。
こちらはワープがあるため移動は比較的楽です。
ただ虫砦の感想で書いた通り武器素材のドラウグが厄介で、エッジとの抽選で沸く本体がそこそこタフなので狩るのがかなり面倒です。
沸く範囲も広めで定点狩りするなら沸き位置に散開する必要がある気がします。
そうなると火力を集中し辛いので尚更面倒に……。
※もしかしたら通路には沸かず、広場だけで狩るのが主流になる可能性はあります。
最奥部に沸くロボはともし火ロボよろしく目玉ボスになっていて、生命の奔流がOP候補に入っている杖向けのBイマジンが作れます。
やる気のある人はオロチと交換しても良いでしょうし、他クラスでもオロチと併用してHP鬼盛り構成に出来たりするとは思います。
流石に片方は勇猛守衛で良くない?といった感じはありますけどね。
ボードで大量に白ボアも含めたタイラントボアを狩らされるのが人によってはかなり面倒に感じるかもしれません。
・レイド
氷竜の差し替えで炎竜が実装されました。
完全な色違いボスでここも使い回しと揶揄されやすい点ですね。
炎耐性があるので氷武器を持った方が絶対に楽なのですが、正直50氷武器を作らずにもう少し低レベルの氷武器でも良いんじゃない?と思ったりはします。
最多ダメージ賞を取ってもあまり査定が伸びる訳ではないですし、とりあえず炎武器じゃなく氷武器を持った方がダメージ出やすい程度の認識で従来通り救護をしつつ、ちゃんと砲台を撃ったりしていれば良いんじゃないでしょうか。
むしろスコア目当てで無駄砲台を撃つ人や高台放置する人が居ない事を祈るコンテンツというか、なんなら憎しみ余って後者の人をいかに通報してやるかといった楽しみを見出している人すら居そう。
レベリングに向いているため特にフィールド狩りが苦痛な近接職のレベリングに使いつつGCを貯めるボーナスコンテンツである点は変わらないので、下手に大きな変更をするよりは良い……のか……?
・イベント
水着イベントが開催されています。
まずアステルリーズビーチがおま環レベルではなくクラッシュが起きやすく、明らかにゲーム側に理由がありそうです。
そこでイベントを強行しているのがまずヤバいのですが、時期的に今やるしかないというのは分かります。
そんな中でも水着ガチャは中々回されているようで、クラッシュに怯えつつもスクショ撮影スポットとして流石にかなりの人だかりになっていました。
ガチャマラで12000BP貯められた人はかなり少数派や豪運の持ち主である事を考えるとやはり着せ替え集金路線が生存戦略になっていくんだろうなという感じ。
個人的にはガチャ確率が改善された上でも単価やハズレ品の酷さ、天井と銘打ちつつも闇鍋天井である事を考えるとかなりのドブガチャなのですが、それでもこれだけ回るというのはこの世からガチャが消えない理由を暗に示されているようで悲しい気持ちもあります。
ただそもそも収益がないと間違いなくこのゲームに未来はないので、稼げている事自体は不幸中の幸いとして受け止めておいた方が良いんでしょうね。
イベント自体の内容は例に漏れず酷いもので、水着を着て各地のゴブリンの抽選ポップに追加された貝殻ゴブリンをとにかく狩りまくる必要があります。
導線で低レベル帯のフィールドを高レベルプレイヤーが駆け回るため、当然ながらゴブリンは沸いた瞬間に蒸発するもぐらたたきと化しています。
特に元々Lv19前後の人気狩場であるバハマールのゴブリン村は恐ろしい人口密度で、近接職どころか玉のラウンドショットすら着弾前にゴブリンが蒸発する事は珍しくありません。
勿論今すぐPT機能を使えば味方の杖や弓にフリーライドできるのですが、当然自分も杖弓を使った方が良い事を考えればここまでに遠距離職を育てていなかった人は半端なく出鼻を挫かれた感を味わっていそうな気はします。
これで夏を乗り切ろうとしているので仕方ないといえば仕方ないのですが、イベント用ボードもかなり大変でプチ護符ボードといった様相を呈しています。
とはいえ期間限定ボードは同時進行数を占有されないため、ゆっくり進める事が前提になっているでしょうね。
とりあえず早めにゴールドして2枚目受け取ったら後は流れで消化しましょう。
ちなみに僕は2日で終わらせました。
イベントの目玉である報酬交換の貝殻レートも問題で、どう考えても使い道のないLv15イマジンにとんでもない要求数を設定しているのもゲームを作るのが下手だなと思ってしまいます。
ぶっちゃけイベントEイマジンは立ち位置的にソシャゲなんかでいうイベントスチルのようなものだと思うのですが、イベントスチルの為にかなりの時間フィールド狩りする事を強要してくるのは流石に?といった感じ。
貝殻を落とすのがゴブリンと水棲系モンスターに限られている点も微妙で、落ちる狩り場が盛況なのは良いのですが元々人気の狩り場はリスキル状態の大混雑になる一方で、その合間にある狩り場が苦行ゾーンになっているため片手落ちかなという印象。
正直水着を着てれば何を倒しても貝殻が貰えるくらいでも良かった気がします。
それこそ今回追加された自由探索が新たな素材狩りスポットになっているのに貝殻一切貰えないのとか、足止めしたい意図が見え見えなんですよね。
期間限定ボードに経験値が仕込まれていないのもケチな気がします。
というかボードに関しては新武器ボードの完走経験値も1/10くらいまで減らされていますし、流石にこれは穿った見方とかではなく明確に開発者の悪意を感じます。
カンストクラスでボードをクリアしてサブクラスの低レベル帯をスキップする方法を嫌ったのでしょうけど、そもそも一部の先行者はミッションリタマラでボードすら使わず低レベル帯をスキップした人も居たでしょうし……。
後続との格差を埋めるというか、やったもん勝ち感を減らす為にはむしろ追加ボードで経験値を撒くくらいした方が良いと思うのですが、この路線変更でボードが余計に美味しくない上に面倒くさいだけの存在になってしまったと思います。
何ならカンスト後の経験値自体がずっと捨てられ続けて、(しかもミッションやクエスト達成時に一々経験溢れを警告してくる無意味な嫌がらせ付きの状態で)FF11のメリポやPSO2のエクスキューブみたいなものを実装せず経験値関係を更にケチってくるのはどうかと思います。
・新人冒険者育成カリキュラムの報酬変更
要するにガチャマラソン対策です。
前回の記事で「副産物は手に入らなくなるし衣装狙いの効率はかなり落ちるけど時間をBPに一応変換は出来るかな?」なんて書きましたが、完全に潰れました。
それ自体はマネタイズにも関わるので厳し目の対応として仕方ないよねといった感じではあるのですが、方法がかなり強引でガチャチケットの存在そのものが抹消されています。
これは事前告知なしの完全な急変更で、ブルプロ通信で通知していた「今後はガチャチケ品に限り転送不可にする」という内容と全く掠りもしていません。
一方で告知していた転送不可化に関しては実現しておらず、「技術力不足で修正が追いつかなかったのでとりあえずログボと新規キャンペーンを差し替えました」といった感じに見えてしまいます。

ラッシュマラソンはともかくとしても、ログボに関しては明確にキャラクター単位で報酬を付与すると書いていますし、いくら注意事項で内容変更の可能性を示唆していても事前告知は必要だったと思います。
というのもブルプロのキャラクター枠って200オーブ(定価2000円)掛かるんですよね。
個人的にはそれなりに割高な課金要素だと思っています。
ネトゲのキャラ枠追加って高くても3~500円くらいなイメージがありますし……。
※FF11は100円。
- ログボでガチャチケが貰える
- キャラ別なのでキャラを増やせば個別に貰える
- ガチャ品を別キャラに転送できる
これらは全て公式側が自ら仕様として喧伝していたもので、ここ目当てに課金していた人にとっては課金した意義すら完全に失うような変更になっていると思います。
ガチャマラという賛否両論あった”コンテンツ”故に分断が生まれやすい状況ですが、運営が自らアピールまでした課金に関わる仕様を突然無告知でちゃぶ台返ししたという側面が存在している事は今後課金する人も覚えておいた方が良いんじゃないかと思います。
僕自身がガチャマラをしていた為、過剰に擁護してもサムいのであまり口汚く言うつもりもありませんが、もうちょっとやり方があったんじゃないかという気がします。
Eイマジンの感想で書いたように(アインレインもあるとはいえ)スパアマ付与といった優秀な効果を持ったフェステβがBP交換品になってしまっている事もありますし、悲しい事に変更がP2W化を加速させてしまっているとも思います。
勿論来月にはまたEイマジンの構成も変わっているでしょうし、もしかしたら通常作成できるLv50Bイマジンが追加されているかもしれませんが……。
個人的にはそもそもフェステβをBP交換品に入れたのが間違いだと思っています。
ガチャマラが盛んになった理由自体、衣装以上に強さに関わるフェステβを確保しておけるからというのが散見されましたし、これが無かったらあそこまでガチャマラが流行る事もなかったんじゃないでしょうか?
事実僕は♂キャラを使っていていまいちアバター要素に楽しさを見出だせていないので、面倒くささが勝って少なくともラッシュまで走るようなムーブはしていなかった気がします。
まぁ前回書いた通りそこそこ走った癖にS0でフェステβすら取れていない敗北者なんですが。
ともかく、運営が自ら言ったコンセプトと乖離するような商品設定なんかはやめた方が今後のためになるという教訓になってくれる事を祈るばかりですね。
一方で重ね重ね言うことになりますがそれでも水着ガチャは結構回っているようですし、この状態でも課金してくれる客を最後の砦として本当に大事にすべきだと思います。
・まとめ
イマジン型落ち速度を考えるとそもそもやる気が出ないのですが、とりあえず厳選を除けば無職が2日くらいで総なめに出来るくらいの規模感のアプデでした。
一見追加は多いのですが、全体的に……というか実際全部使い回しとして受け取れる内容だったのがまず1アウト。
イマジン関係の仕様がお粗末で、正直これが続くのであれば厳選する意味そのものが存在しないよなという点で2アウト。
イベント設計の杜撰さや報酬レートの関係で3アウト。
ガチャマラ関係の告知で4アウト。
ビーチのクラッシュも直せていない点で5アウト。
流れてくる水着スクショの可愛さでソロホームラン。
ざっくり考えただけでもアプデしたのに不満が増えまくっている点でトリプルプレーどころの騒ぎじゃありませんが、今後はこのホームランと上がってきた不満点のフィードバックを活かせるかといった感じじゃないでしょうか?
使い回しオンラインに関してはどう考えても開発力の限界を見て取れるため、斬新なコンテンツに期待しづらいというのがゲーム的には致命的かもしれません。
ただ(フィールド定点狩りオンラインは別として)アクションゲームとしての意外と手触りは悪くなく、特に斧をやっている限りにおいては結構面白いと思います。
派手に動き回るゲームがしたいなら他ゲーがありますし、適度に素朴で細かいテクニックは残されている今くらいのプレイフィールは維持していって良いと思います。
一方でイマジン関係やイベント設計などゲームデザインの根幹に関わる部分のセンスが壊滅的で、これも面白いコンテンツの追加と同じく今のままでは期待が持てないと思います。
そもそもC賞を消せよといった話ではありますけど、ガチャ関係を更に整備してアバター方面を充実させつつ緩めのアクションを遊ばせるゲームとして隙間産業的に生き残る道を模索していくのが最有力の生存ルートかもしれません。
実際エミル・クロニクル・オンラインなんかはそういったアバター特化+カジュアルなゲームというコンセプトでかなりの長寿タイトルとして運営を継続できていたと思います。
ECOがサービスを終えた事で(頭身やグラフィックデザインはブルプロとかなり差があるものの)あの辺のゲーム体験を求めていた層が受け皿を探していた事実はあるでしょうし、PSO2やFF14と比べて完全なアニメ調グラフィックの国産タイトルというのは依然として強みだと思います。
そもそもこれが大失敗に終わると他社も尻込みして今後この路線での国産タイトルは絶望的になる気もしますし、本当に頑張って欲しいとは思っています。
現状その思いを遥かに上回るくらい何もかもダメダメというだけで、光るものはあるのでそこを活かして戦える人材を確保する所からバンナムは始めた方が良いんじゃないでしょうか?
9年支払ってきた様々なコストに現状の運営・開発チームが応えられているとは到底思えませんし、人材を刷新して良くなるかは大博打だとは思いますが手は打ったほうがユーザーの為になる気もします。
FF14みたいにメテオを落として一から作り直せとまでは言いませんが、状態としてはほぼほぼ根性版FF14と同じでグダグダな開発が続いた結果修正一つとっても大手術が必要な違法建築状態になっていそうですし……。
PS5版やグローバル版のサービスインまでに最適化出来るとも思えませんし、そこまでに現状の有料αテスト(βですらない)を上手く脱却できるかが勝負になると思います。
流石にその辺が控えている事もあって即座にサ終する事は無いと思いますが、ユーザー離れは加速しない方が不思議なくらいの状態ですし、現状を真摯に受け止めて対応していって欲しいですね。
ということで今回の記事はここまで。
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