テイルズウィーバー20周年おめでとうSP

テイルズウィーバー(以下TW)20周年おめでとうございます。

先週末に久々にアカウントを動かしてストーリー実装分は読み終えたので色々書いてしまおうと思います。

といってもストーリーの感想よりもキャラについての思い出話がメインになる模様。

ちなみに僕が実際にTWをちゃんとやったのはβ~EP2初期くらいまでで、途中ちょくちょく復帰したものの言うほどガチで遊んだ訳ではない感じです。

が、初期FF11と同じくまだまだキッズ時代に遊んだゲームという事もあって色々と思い出があるんですよね。

……まぁバグやチートが多くてそこの連座BANとか、アカウントがハックされたりとかでアカウント何度も死んでたりと悪い思い出も多いのですが、やはり魅力もあるなぁという感じ。

0.前提

TWは韓国発のオンラインゲーム(MMORPG)です。

運営はネクソン。

ネクソンは運営力の面でこの世の終わりのような評価を受ける一方で、今でもサービスが続くメイプルストーリー・マビノギ・アラド戦記あたりを筆頭に小~中規模のオンラインゲームをそこそこ当て続けていた会社だと思います。

最近だとソシャゲのブルーアーカイブを子会社のNAT GAMESが開発していますね。

※ネクソンの開発会社であるネクソンGTと合併して今はネクソンゲームズ。

TWそのもののプレイフィールは当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったラグナロクオンラインの影響を強く受けている気がします。

伝統の”クリックゲー”です。

キーボード+マウスのスタイルでマウス側で移動+攻撃指定をしながらキーボード側でアイテムやスキルを使うスタイル。

昔はひたすら左クリックと右クリックをカチカチしていましたが、今は割とそんな事もなくなりました。

そしてMMORPGといえばゲームを始めてキャラクタークリエイトを行う訳ですが、このゲーム最大の特徴はMMOでありつつも主人公を選択してプレイするコンシューマー作品のような構造になっている事です。

TWは“ルーンの子供たち”という小説を原作としている都合、MMOとしては特殊なプロセスで作成されているのが大きな要因になっています。

マルチ主人公のMMOという構造であるため、(原作通りの配役やシナリオとは行かない部分もあるものの、)ある程度原作を踏襲しつつ世界観や人物設定を共有しているという感じです。

1.まず何がいいのか?

間違いなくBGMです。

このあたりは代表的なTWのBGMですが、これ以外にも大半が聴き応えのある良曲揃いです。

流石に20年経った今ではもうヘビーローテーションとまでは行かなくとも、「引退したけどBGMは昔作業用に流してたな~」という方もそれなりに居るんじゃないでしょうか?

そもそも2005年前後に韓国産ネトゲに浸っていた人はTWに限らずBGMについて強烈な好印象を持っている人が多そうな気がします。

作曲集団という意味では大体共通している模様。

他にはキャラドットもかなり良いと思います。

プレイヤーキャラ(PC)は勿論、mobのドット絵もキャッチーな書き込みで今になって「このドット凄くね?」と再発見があったりもします。

というかPCに関しては今でもアバター課金なんかが収入源になっていそうですしね。

自分のキャラはまさに新参といった感じで殆ど弄れていないのですが、長年プレイしてる方のキャラはコーディネートに一貫性があって非常に見栄えが良くなっています。

キャラ愛の強い方は同じキャラを何人も作成してそれぞれで違う路線のコーディネートを追求したりしていそう。

あとは敵を纏めて範囲で殲滅したり、ボスのHPをゴリゴリ溶かしたり、それに伴うレアドロップに射幸心を煽られたりとハクスラPCゲーとしての楽しさも中々だと思います。

これを単純作業と思うのか、無双ゲー的な草刈りとして爽快だと思うのかは人次第。

30~40代で当時PCネトゲをよく遊んでいた人ならインフレを楽しめるかも?

2.ストーリー&世界観に関して

剣と魔法(とSFと若干の科学)を軸としたオリジナル世界観のファンタジー作品として「ストーリーが面白い」というのはこの作品のセールスポイントになっていると思います。

原作小説が中々骨太(らしい)なだけあって政治劇を含んだ描写も多く、主要キャラクターの横の繋がりも幅広いため大枠としてのストーリーのレベルはそれなりに高いと思います。

……ただ、サービス初期から翻訳のレベルが非常に低く、シナリオを読み解くのにプレイヤーの言語能力がそれなりに要求されるとも思います。

特に細かい台詞のニュアンスが安定しないため、一部キャラクターのパーソナリティを掴むのに苦労するかも……。

他にも固有名詞の名称が”日本語的ではない”ため、咀嚼しづらい上に「多分元言語では格好いいネーミングなんだろうけど……」となる場面も多かったり。

さておき、昔はストーリーそのものがエンドコンテンツだったため、面白いはずのストーリーを味わう前に脱落する人が無数に居ました。

しかし流石に今となっては戦闘面が大きく問題になる事はなく、ソロでもキャラLvを上げてサクサク進行できると思います。

昔遊んでいたもののストーリーを追いきれなかった人や、「興味はあったんだけどなぁ……」という人は今の内に触ってみるのも良いのではないかと思います。

ちなみにストーリーは現在第4部まであります。

各部はそれぞれEP(Episode)やCP(Chapter)と省略されています。

僕自身が復帰してEP3~EP4を一気に読んだのですが、EP3半ばあたりからはかなり面白かったです。

翻訳の質も気持ち後半に行くにつれ上がっていましたし、作品が長く抱えていたキャラクター周りの伏線もしっかり回収していったのでかなりスッキリしました。

多分EP1~2を昔遊んでいてキャラクターの設定をある程度知っている人なら大体みんな同じ気持ちになるんじゃないか?という気がします。

そのあたりもこの記事を書いた原動力になっていますね。

ただ、困ったことにEP2は2024年4月現在、プレイ不可能になってしまっているようです。

EP2を経由しなくてもEP3~4は問題なく楽しめると思うのですが、そうは言ってもEP2出身のキャラにとっては自分に纏わるメインストーリーが読めないという罠。

EP1自体、わりと最近(2年前)復刻されたそうですが、それに伴ってEP1~2の回想用コンテンツだった記憶の図書館が削除されたんだとか。

そしてEP1がプレイできるといってもお使いが多かったり初期はMMO化にあたっての脚本や台詞回しがそこまでクオリティが高くないのもやや悩みどころ。

それでもキャラのバックボーンをがっつり知った上でEP3以降を楽しみたい人には知る手段があるだけ良いよなぁ……とも思います。

何よりEP1フィールドが復活した事で懐かしのフィールドを闊歩できますしね。

まぁ……やっぱりソシャゲ版テイルズウィーバーの出来がアレだったのがとにかく悔やまれます。

本来、手軽に懐かしさを味わいつつストーリーを読める媒体になるはずだったのですが、即死してしまいました。

EP1のリメイク自体は悪くなかったしオリキャラという名のガイド妖精的な存在も良かったんですが、それ以外がね……。

結果的にTWというIP自体の立場も悪くなってしまったと思いますし……世の中一寸先は闇とも言いますし、本家も触れる間に触っておきましょう。

それはともかく、今年20周年ということで色々と多めにアプデが入るようですし、その一環としてEP2復刻も来ると良いですね。

一応現状でも回想機能自体はまた別に実装されているのですが、その出来もイマイチだし、折角のストーリーを余す所なく楽しめるような構造にして頂きたいところ。

3.キャラ紹介(+キャラ選択)

上述の通り、MMOとしては比較的珍しい主人公選択制になっています。

しかも汎用寄りの登場人物ではなく、ガチのネームド枠。

大体の登場人物が盛り過ぎじゃないか?というくらいのバックボーンを背負わされています。

純粋な外見は勿論、そういうキャラクター性に惹かれたキャラ愛も長期間プレイしている方の根強い支持に繋がっていると思います。

その辺もあるのでキャラクター性と性能の話はある程度分けて書いて行こうと思います。

……ただ、性能面の話に関してはどうしてもエアプ状態です。

ほぼおまけの感想とか与太話だと思って下さい。

というか、今年の2月に大規模なバランス調整が入ったらしいんですよね。

今でも更新されてるようなwikiですらまだ更新が追いついてない状況なので復帰勢の自分に細かい部分まで把握できる訳もなく……。

なので各所を参考にしつつ、公式の調整発表と照らし合わせて現状どんな感じなのかをふんわり推測していく感じになります。

どちらかというと「昔はこんな感じでこいつはブイブイ言わせてたんですよね~」という昔話がメインになるかも。

バランシング自体はどのキャラを使っても大損はしないようにする措置に見えますのでガッツリ遊びたい人にはちゃんとプラスになるアプデのようです。

とはいえ、基本的に僕は雰囲気で喋っているので信用できない人はイェフネンを使いましょう。

イェフネンはプロローグを読む(正確にはプロローグで貰えるアイテムを使うと大量に経験値が貰える)だけでLv285まで上がります。

これが本当に反則です。

カンストがLv310なのですが、恐らくLv285の時点で戦闘力的には主要ストーリーをクリアできるくらいはあると思います。

というのもLv285で受けられる外伝5をクリアするとキャラが極限状態になります。

色々と変化する点はあるのですが、一番大きな点で言うとダメージ上限が9,999から999,999になります。

それまで1hit9,999で削っていたのにいきなり多段ヒット攻撃の1段あたり4~50万以上のダメージなる訳ですね。

ストーリーで言えばEP3-CP6までは極限が存在しなかったという事で、そこまでのボスは極限後のキャラならワンパンなのでサクサクです。

というかEP3のラスボス以外はほぼ苦戦しませんし、この辺からボス戦はスキップして戦わずに先に進めたりのシステム的な配慮もあります。

とにかくゲームを開始して割とすぐに極限という近代化改修を行えるのは本当に大きい訳ですね。

更に言うと、ロアミニやノクターンは何らかのキャラを一度Lv200以上にしないとキャラ作成できないという制約があります。

イェフネンを作ればプロローグを読むだけでその2キャラの作成条件を突破できてしまいます。

ロアミニとノクターンはLv200スタートであるが故に1stキャラとして作成できない縛りがあると思うのですが、イェフネンはそんな事ない筈なので公式の配慮と捉えて良さそうです。

とはいえかなりのペースでレベルは上がるので、昔テイルズウィーバーを遊んでいた人であれば気持ちよく育成過程を楽しむ余地はありますし、バランシングで火力格差はある程度埋められてるようなので育成を許容できるなら本当に誰でも良い気もします。

※大昔の1日中狩りしてじわじわEXPゲージを上げていた時代基準。

自分はサクッとレベルを上げたくてイェフネンなのにTWおすすめパッケージとベビーパッケージとペット自動アイテム拾いに課金した訳ですが、効果が一ヶ月あるのでこれを買うなら他キャラをガッツリ育てても良かったのかもしれないという感じ。

加えて言うと、ゼリッピガイドというToDoクエスト的なのが実装され、その報酬で装備はカンストに至るまでかなり良質なものを提供してくれたりもするんですよね。

あくまでイェフネンやっといた方が良いよ……とは言いつつも、好きになれそうなキャラが居るならそれを選んでも良いと思います。

なんて事を言ったものの、最近のTWはバーニングラッシュという育成支援イベントもやっているようです。

期間中経験+500%*2というとんでもない補正がある上に、現在自分がカンストしてから難儀している装備やアイテムも配布されたり、かなり手間が掛かるダンジョン侵入クエストもスキップできるようですし、至れり尽くせりのように見えます。

もしこの記事を読んで「懐かしいしちょろっと遊んでみようかな~」と思った人はとりあえずイェフネンで遊びつつ、バーニングが来てから推しキャラを一気に育てるようなスタイルでも良いのかもしれません。

「よっしゃイェフネンが強いんだな!キャラ作ってくるわ!」とこの時点で決心できた人はこれ以降の記事を読む必要は特にないです。

イェフネン・ジンネマン

・キャラクターとして

ということでイェフネンです。

「え?いきなりコイツ紹介すんの?」って思われそう。

2023年8月に実装されたため、ガチの新キャラと言えます。

特にEP1のストーリーにおける重要キャラクターですが、プロローグクエストを触った感じでは「過去色々あった」といった程度の内容でそこまで大規模なネタバレはされません。

ゲーム上、イェフネン固有のストーリーもほぼ実装されていないため、とんでもないネタバレとみせかけて案外ネタバレにならないような不思議な立ち位置です。

(この部分に関しては僕の知識がやや怪しいのですが、)実装時点でそのキャラ用のストーリーが存在しなかったキャラに関しては「好きなキャラクターを選択してメインストーリーを追体験する」という仕様があります。

つまり、イェフネンを選べば実質的に好きなキャラのストーリーを読める訳ですね。

過去の推しキャラ目線で進めてもいいですし、昔育てたかったけど手が回らなかったようなキャラの目線で遊んでも良いんじゃないかと思います。

究極的な話、ストーリーを読破した後もTWを触り続けてキャラのアバターなんかにもこだわりたいというやる気勢以外は本当にイェフネン一択だと思います。

極限してストーリー読んで(カンストさせて)満足して終了!が一番多い形になる気がするので……。

・ゲーム上の性能

めちゃくちゃ強いです。

公式のキャラ紹介で「こんな感じのキャラだよ~」とグラフを作ってくれていますが……。

実際には右みたいな感じだと思います。

意図的に用意された強キャラなので使わない手はありません。

戦闘中に武器を変化させて、槍・剣・斧・吸収(ウルミ)・デバフ(チゼル)モードを切り替えながら戦う……というと複雑そうですが、使う技の種類そのものは非常に少ないのでかなり簡単です。

そこそこタフな単体ボスなら開幕にチゼル爆→連を入れてから、ウルミ・スレイ→CT待ち中に剣か斧で連を繰り返すだけ。

※基本的に単体狙いの時は通常攻撃とスキルを交互に使ってコンボしましょう。コンボ中はモーションが高速化する上に火力アップ・自身の防御&回避ボーナスのメリットがあります。

雑魚狩りは剣か斧で爆を連発しつつ、敵がタフならウルミ・クラッシュを使うだけ。

※こっちはクラッシュ以外コンボしなくても良いです。

極限前はウルミモードだけでも良いと思います。

ウルミ・スレイorクラッシュは対応したキーを押しっぱなしにすると詠唱中ずっと多段判定でダメージを出し続けるので爽快です。

自動コンボを使う場合はウルミ・スレイ(やクラッシュ)のチャネリングを続けてくれない気がするので、スレイのみ斧を使うのも良いと思います。

斧スレイは自動コンボでも押しっぱでチャージを続けてくれますし、チャージ中にポーションを挟んだりもできるのでグッド。

地味にワープ系スキルも持っているので段差を迂回せず越えられるのも良いですね。

基本はインファイターですが、ウルミ・爆&クラッシュが地点指定スキルなのを利用して強敵相手に引き撃ちする事で一部ボスも比較的楽に背伸び攻略できたりもします。

ディレイ固定スキルとコンボ時間延長で通常→スキル→通常のコンボも余裕だったり、被弾時の仰け反り無効がデフォで付いてたり、死亡時蘇生のパッシブがあったり、被ダメージのSP変換(=SP受け)スキルがあったり、HP受けの場合は大ダメージ回避スキルがあったりと細かいスキルも恵まれています。

他キャラで用意しようとすると一手間必要なものが最初から揃い踏みなので本当に配慮が行き届いています。

バランシングで連・爆はどれもダメージが2~3割ほど落とされてしまったようですが、スレイやクラッシュは据え置きのようなので依然として火力は高いように思います。

というか今回のバランシングで全キャラの単体火力がかなり平均化された上でぶっちぎり最強みたいです。

範囲火力は更にぶっ飛んでるとの事。

ナーフ後のイェフネンを使って「いやこのキャラ大丈夫?火力高すぎない?」と自分は言っていた事になると思うとナーフ前はどれくらい強かったのかという感じ……。

リーチェ・アブリル

・キャラクターとして

原作第二部主人公(ジョシュア)にとってのヒロイン的なキャラです。

元々はゲーム内NPCで立ち絵もまさに一般NPCといった感じだったのですが、色々リファインされてプレイアブル化しました。

NPC時代も原作ファンは「リチェ(リーチェ)おるやん!!!」とか反応してた記憶。

2018年実装でイェフネンの次に新しいキャラです。

ロアミニ・ノクターンが2015実装、リーチェが2018実装、イェフネンが2023実装だと思うとだいぶ歴史を感じますね……。

僕自身2020年前後にちょろっと復帰してリーチェもそこそこ遊びました。

純粋なキャラデザは勿論、ゲーム内の表情差分も非常に多い上にそのクオリティも高い感じでかなり気合の入ったキャラです。

公式の新キャラ紹介からして可愛いからそりゃすごい。

イェフネンの項目に書いた通り、かなりの後期実装キャラなのでEP3終盤までは好きなキャラのストーリーで進行できると思います。

TWのキャラとしては癖が少なく、性格的な面で非常にとっつきやすいキャラだと思います。

・ゲーム上の性能

多彩なスキルが使えるバランス型のキャラです。

火力面では単体は程々という感じですが、範囲はかなり優秀で技そのものも使いやすいものが揃っていると思います。

その上デバフが豊富でバフや回復もあるし、本当に何でも出来るキャラです。

これに加えて非常に優秀な生存スキルがあった筈なんですが、そちらは残念ながらナーフ済でした。

それでも攻守共に優れているし、ワープも当然持っています。

これ以降もMP受けやSP受けを紹介していくと思いますが、MP/SP両面で受けられる唯一のキャラな気もします。

カンスト以降、コンテンツの世代が進むごとに被ダメは跳ね上がっていくので防御面で恵まれたこのキャラにも強みはしっかりあるように思います。

難しい点としては何でも出来るが故の覚える事の多さだと思います。

モードチェンジキャラなのですが、リーチェはそれに加えてマスタリー選択でスキルそのものの性質を大きく変更するので目的に応じてカスタマイズする必要があります。

細かい事を考えなくても悪の武具モードで圧殺を連打するだけで普通に強いと思うので、あくまでやり込み甲斐がある……といった感じかも。

実装以降、キャラに対しての現役勢の言及を見ていると概ねキャラクター性からゲーム上の性能まで高評価をしている気がするのでガチの良キャラなんだと思います。

しかし、ガッツリ遊ぶ上では斬り(HACK)ビルドをメインにするキャラはイェフネン需要で斬り関係のアイテムが高騰してそうなので辛そうな面も……。

僕自身も2021年あたりにリーチェで遊んだ筈なのですが、かなり楽しいキャラでした。

イェフネンが居なければオススメNo.1キャラだったかもしれません。

ルシアン・カルツ

・キャラクターとして

設定的にもキャラデザ的にも初見プレイヤーが高確率で主人公認定するキャラ。

キャラ選択画面でも一番左上に居るし……。

実際に少年漫画の主人公的な超ポジティブキャラなのですが、「幼い所がある」どころでは済まないくらい性格的に幼いため、「なんかイメージと違うな?」となる人もまた多し。

ジャンプ漫画の主人公というよりはコロコロコミックの主人公的な感じ。

※ルシアンに限らず、このゲームで子供っぽいキャラはびっくりするくらい幼稚な部分があるのでそういうのが苦手な人はある程度成熟したキャラを選んだ方が会話シーンに違和感は少ないと思います。

初期からやってる人にはとあるシーンに由来する「おしっこ」呼びをされていたりもしたり。

割と重いバックボーンを背負ったキャラが多い中ではそういったものが少なく、癒やしのポジションではあるかも。

当時原作を読んだプレイヤーにも「思った程重要なキャラではないんだな」と言われたりも。

ただ率直に言って(そうなるだけの背景はあるのですが)かなりの陰キャであるボリスとは割と良いコンビだとも思います。

というかストーリー上の扱い的にルシアンとミラ以外の大半が重要キャラなので、この2キャラがややストーリー上薄味なのは初期キャラ故という感じも……。

僕は最初期(βテスト)からルシアンを使っていたので、こう書いてはいますがかなり思い入れのあるキャラです。

・ゲーム上の性能

専用技の神速剣で手数が非常に多く、ボスドロップの取得権争いに強く、豊富な範囲攻撃で狩りも強めで、チャンスガードが発動すると超頑丈……だったのは昔の話。

みんな前後ディレイをカットしてスキルを使うようになった事で常時”陣消し”状態のようです。

ルシアンもディレイを減らすのではなく、ディレイをあえて増やすマスタリーでコンボを繋げるようにして単体DPSを伸ばす方向性に見えます。

バランシングでチャネリングスキルのDPSが落とされつつ、他は据え置きか微増なのでやや強キャラだった様子。

一方でチャンスガードの被ダメ激減が仕様変更されて常時発動の代わりに1割軽減になってしまっています。

異常なくらいカチカチになれるキャラだったのですが、今になって許されなくなった模様。

とはいえ盾持ち+重鎧のキャラでしたし、防御面は今でもそれなりに硬い部類のように見えます。

風魔法の素質があるという事で移動速度アップを掛けられたり、マップ内のランダムワープスキルを持っていたりもします。

※昔はスピードアップは自分に使えなかったのですが、今は使える模様。

他には雷魔法でデバフも使えるのですが、昔は攻撃魔法や雷属性の剣技(召雷剣)も使えたりしました。

……白基調に青いアクセント+金髪で雷属性の剣キャラ……。

やめよう。

※ちなみに初期の頃に使用率が高かった理由にこの影響はガチであると思います。

昔は単体火力が怪しかったのですが今はそんな事ないようですし、範囲も無難に使いやすいと思います。

移動速度も速くてそれなりに頑丈と今でも扱いやすさはトップクラスなのではないでしょうか。

硬直無視とディレイ増加で装備の用意も比較的楽そうですね。

豪商の息子という事でNPCと交渉(売値・買値の高レート化)する際の成功率が上がるのも面白いです。

EP1のキャラはシンプルなコンセプトをしているので簡単なのも魅力かと思われます。

ボリス・ジンネマン

・キャラクターとして

原作の第一部主人公です。

言うまでもなく重要キャラクターであり、原作者の監修が入ったらしいEP3からはそれを踏まえたエピソードも増えてくる感じ。

大剣を使う魔法剣士という事で後述のマキシミン共々、当時の若年プレイヤーのハートをガッチリ掴んでいたと思います。

……キャラ性能的には昔はマキシの方が人気でしたけどね。

キャラドットが割と中性的なので女装っぽいアバターチョイスをする人も昔から多いです。

というか原作ラノベ版の1巻自体があまりにもメス。
※流石に最終的にはいい感じになりました。

大元の原作はハードカバーだし表紙もかなり「オーラ」がある事を考えるとまぁ流石に1巻はやりすぎでしたね……。

・ゲーム上の性能

氷の魔剣に纏わるだけあって氷魔法が得意です。

魔剣型育成はゲーム的に昔からあんま強くないロマン寄りでしたが、バランシングなんかも含めると今ではいい感じになっているようです。

すぐダメージがキャップしてしまう極限前でもボリスは攻撃の段数が凄まじいので複合型ボリスの育成効率は最強クラスかもしれません。

※ダメージカンストが発生しうる環境だと段数多い方が有利というのはこのゲームの基本だったりします。

昔は赤い月の盟約というめちゃくちゃ硬派なカットインが入る自己バフなんかもあったが無くなってしまった模様。

だいぶ残念かも……。

※検索するとスクショなら今でも見れます。

自動復活がある上、スノーガードでSP受けできる関係でワンパン事故死の耐性はかなり高そうです。

※イェフネンもこの辺は共通している……というか、これを踏襲してイェフネンのスキルコンセプトが考えられている気がしますね。

氷系スキルの移動デバフが一部コンテンツで刺さる気もしますし、ボリスらしさはしっかりあるとも思います。

無難に強い複合型か、装備を揃えて魔剣型か、どちらを選んでも遊べそうだなと思います。

EP1~2キャラに総じて言える事ですが、昔使っていた人なら楽しめる仕上がりにはなっている筈。

マキシミン・リフクネ

・キャラクターとして

原作第二部の重要キャラクターです。

ジョシュア・リーチェの親友といった間柄。

その上でゲーム側でもかなり最初から設定を盛られている事で初期キャラとしては厨二病キッズたちに特に人気でした。

性格は公式に言及されている通り、皮肉屋でかなり他人を煽り散らかす曲者です。

一方で探偵としての潜在能力は高く、兄弟への面倒見も良く、魔法使いとしての才能もあり、我流剣術に加えて魔剣持ちという事で魔剣士の素質もある……と盛り盛り。

そりゃまぁ、人気出ますよね。

ジョシュアの実装以降は友人ポジとしての役回りも魅力です。

シークレットチャプター(キャラ掘り下げ用の外伝)にマキシミン編があるのでそこも熱いと思います。

・ゲーム上の性能

昔から一貫して命中面で優遇されたキャラクターです。

スキルの的中剣で命中を激盛りできちゃいますからね。

※ペットスキルの集中と競合してしまうのでマキシはペット集中を今でも取ってはいけない模様。

シルフウィンドのおかげで移動速度と回避にもボーナスがあります。

ルシアンと同じくスピードアップを使えるため他人にも移動速度バフが掛けられるのも良い所。

バフなし状態は確かそこまで素の移動速度は速くないのですが、シルフ+スピードアップで結果的にはかなり移動速度が速いという感じ。

風魔法だけではなく暗黒・雷あたりも使えて固有のデバフもちょいちょいあります。

豊富な命中とデバフを軸に魔剣スキルの五花月光斬(今は閃花月光斬)を使ってPvPで相手をワンパンといった感じでサービス開始からずっとPvPでの強キャラでした。

ボリスの欄で説明した通り魔剣型はピーキーな都合上、月光は最強スキルという程ではなかったと思うのですが……TWの単体スキルとしては演出が派手で爽快でした。

今はもうPvPは盛んではないと思いますし、命中面で優遇されたそこそこのアタッカーといったポジションなんじゃないかなという感じ。

昔は刀を持って斬りスキル主体で戦っていたのですが、今は複合か魔剣が良いようです。

月光を爆速で連発できるのはそれこそロマンと火力を兼ね揃えていそうですし、昔から人気という事もあって現役勢はみんな一家に一台の勢いでなんだかんだ育ったマキシを持っていそうな気がします。

バランシングは全体的に微増で、ボリスと同じく中堅どころに落ち着いてそうですね。

イスピン・シャルル

・キャラクターとして

TWをやった事がない人でも何故か知っているかもしれないキャラクター。

原作的にもゲーム的にも重要キャラですね。

EP3の後半から特に見せ場が多く、シークレットチャプターもある関係で公式側からもプッシュが熱いキャラだと思います。

EP1~2時代に離れた人は多分イスピン周りのストーリーにはかなり満足できるはず。

イメチェンマジックでベレー帽を外せるようになったようで、アバターを着飾る楽しみも増えていると思います。

他キャラでストーリーを追体験しても良いのですが、このキャラは素直にサブに持っている人も多い予感。

・ゲーム上の性能

昔はコンセプトがルシアンとダダ被りで、共に細剣・刀・長剣を使う盾持ちで、似たような扇形範囲を主力とした範囲キャラでした。

ルシアンが神速剣を活かしたアタッカーとして躍進する一方で、半端に使える白魔法とカウンタースキルでやや持ち味がぼやけていたイメージ。

そんな中でも刀技の散花舞(サンファム)がロマン技として人気だったり、キャラ愛勢は多かったと記憶しています。

現在のイスピンはだいぶ様変わりしていて、バフ・デバフ多めのキャラになっていてPTで遊んだりする時に光りそうなキャラになっています。

硬直無視や魔法ダメージ減少のパッシブがあるものの、自己バフで被ダメージ上昇ペナルティが付くのでカチカチという訳ではなかった……らしいのですが、バランシングで被ダメ上昇20%→3%になってだいぶマイルドになっているような気もします。

それでも脆い部類らしいのでやはりPT向けキャラというコンセプトなんでしょうね。

比較的頑丈でシンプルなアタッカーであるルシアンとはだいぶ差別化されている感じがします。

スキル倍率もバランシングで伸びていてだいぶ上方修正を受けていそうな印象ですし、EP1組では昔と比べた際の変化がトップクラスに大きいキャラかもしれません。

ティチエル・ジュスピアン

・キャラクターとして

おっとりした天然ゆるふわ系魔法少女です。

そしてその性格はそのままに薬学と魔法の天才というハイスペック少女でもあります。

父親が世界的に有名な大魔術師で、その才能をガッツリ引き継いでいる感じ。

わりとシビアなTW世界でゆるふわで居られるのには生来の幸運もある訳ですが、ストーリー上ではその辺の設定も活かして徐々に成長していく過程は描けていた気がします。

初期キャラとしては王道を往くヒロイン感もありますし、後述のキャラ性能も加わってTWはティチエルウィーバーの略というくらいティチエルは人気のキャラでした。

ちなみに身長、かなり高いです。

性癖の多様化が進んだ今では「なるほど面白い組み合わせじゃねーの!」といった感じですが、昔は150前後だと思っていたら高身長でビビっていた人も結構居た記憶。

……といってもゲーム内ドットではそこまで身長を意識する事はありませんが……。

実際、原作者は170cmに設定したつもりはないらしいのでテチの身長は好きに考えて良さそう。

※要するにネクソンが勝手にテチは170cmと言い張っているだけという話。

・ゲーム上の性能

初期キャラとしてはほぼ唯一無二のヒーラー兼バッファーで、なおかつ攻撃魔法を使わせても優秀と完全なる優遇キャラです。

INTを上げて攻撃寄り(黒テチ)にしても良し、MRを上げてヒーラー(白)テチにしても良し、間を取って適度に両方使える(灰テチ)ようにして良し、なんなら殴りですら戦えなくもないとビルドも人それぞれで遊びごたえがあったのも凄いです。

※現在では黒・白のどちらかに特化させるのがメジャーになっているようです。

スキルも色々変わってPTを組むなら黒のデバフが強いだとか、バランシングで火力をかなり盛られた結果白も火力は出せるとか、やや昔とは選択肢が逆転しているような気がします。

プレイング的には黒が楽そうなので黒で始めて白向けの装備を揃えていくのが良かったりするのかなぁ……という印象。

バランシングで敵の攻撃が痛くなってしまったとの事でヒーラー要素のあるテチは安牌でしょうし、錬金スキルで味方に有用なバフを撒けるのも強そうだなと思います。

ティチエルに限りませんが、このゲームの後衛キャラはかなり頑丈な事が多いのでソロ性能も中々高くなっていると思います。

当然の権利という事で瞬間移動も使えますし、なんならPTメンバーごと飛ぶスキルもあります。

昔はバインドストーン(記録した指定地点にワープできるアイテム)を作成したりもできましたが、多分それも今でも出来ると思います。

合成成功率が高かったり、ペット効果の強打と強襲みたいな効果をパッシブで持っているのも凄いですね。

※でもペット強打の方が強いのでテチでも強打は取った方が良さそう。

20年経っても変わらぬ地位に居そうで流石のキャラです。

ミラ・ネブラスカ

・キャラクターとして

女海賊にして船長で、いわゆる姉御ポジのキャラ。

味付けの濃いTWのキャラの中では常識人に分類されます。

セクシー寄りなキャラとしては初期組だと唯一無二なのでそういう方向でも人気でした。

ルシアンの欄で書いた通り、ストーリー的な因縁は他キャラより少ない気はしますが、ストーリー上の会話シーンでは纏め役や進行役としてそれなりに存在感があります。

ルシアンやティチエルの保護者代わりとしての役回りもありますしね。

・ゲーム上の性能

最大の特徴としては“紅い射手の砲撃”という超広範囲攻撃が使えること。

発動する度にゲーム内通貨を消費する銭投げ技という事でピーキー度も半端ではないですが、サブキャラとして乱獲用に用意しておくのは悪くなさそうです。

PTメンバー全体に掛かるレアドロ率上昇バフを持っているのも面白いですね。

昔から安定して強いカードスプレーを連打しつつ単体相手はバイトヴァイパーでコンボも稼ぐ感じだと思うので最終的には複合武器を使う事になると思います。

掛け直しが面倒そうですが自分用の移動速度上昇スキルもあるし、瞬間移動も使えるし、芸達者という訳ではないですが意外と技が揃っている気がします。

状態異常にも掛かりづらいようですし、火力も防御も移動もバランスが良い上でオンリーワンの砲撃が使えるという事で、QoLはかなり高そうだなというイメージ。

シベリン・ウー

・キャラクターとして

公式のキャラ紹介で意味深な匂わせをしている通り、重要キャラです。

原作における主人公はボリスとジョシュアですが、ゲームにおいてはシベリンもその枠だと考えて良いかもしれません。

複数の人間模様が同時展開されるこのゲームにおいても良質なエピソードを抱えたキャラです。

色々な真相がゲーム内でちゃんと語られるまでに少なくとも14年近く掛かっていると思うとあまりにも牛歩ですが、それだけにスッキリします。

キャラクターとしてもこういうゲームに一人は居る女好きながらキメる所はしっかりキメる男。

ふざけているシーンを除けば基本常識人ですし、ストーリーを読む上でも好感を持ちやすいキャラだと思います。

後期実装キャラでストーリーを追体験する上でもかなりオススメのキャラです。

・ゲーム上の性能

紛うことなき脳筋です。

昔からずっとひたすら殴るキャラです。

イスピンと同じくバランシングでバーサークの被ダメ上昇が緩和されているとすれば、ハードスキンと合わせればペナルティを相殺してお釣りが来るようになっている気がします。

全体的に調整内容にペナルティの緩和が多いですし、調整前は被ダメがネックとされていたのかもしれませんね。

状態異常に掛かる確率がデフォで80%減少と他キャラの異常軽減と比べても高確率かつ前提条件がないのでこの辺も強みになってくると思います。

細かいことを考えずスキルで赤い龍(炎属性)を飛ばしながらオラオラするのが正解!というのは一周してシベリンのコンセプトに回帰しているようで良いと思います。

火力面も大幅にテコ入れされていて、特にシベリンの代名詞だった紅龍登天や投龍の威力が激増しています。

これを見た感じ、火力命のキャラなのに火力が厳しかったんだなぁ……という感じ。

だいぶ良くはなったようですが、パッシブで純粋に固くなる大半の他キャラと比べてバーサークのデメリットをパッシブで相殺という兼ね合いで相対的にはやはり脆い部類だそうです。

火力中堅上位だった昔と比べてもやや苦しめの立場なのかもしれません。

それこそ直前に紹介したミラも脳筋枠なのですが、あちらの方が似たコンセプトで強さがいい感じに纏まっている気がします。

ナヤトレイ

・キャラクターとして

“苗族”の生き残りです。

シナリオにおけるキーワードとしても出てくる事が多いと思います。

幼めの登場人物の中ではかなり真面目な方。

いわゆる忍者ポジションのキャラであり、武器も二刀流という事で初期にはかなり人気のキャラでした。

その利便性から業者がBOTとして活用しまくっていたせいで、大昔プレイしていた人の大半がデフォ衣装のナヤトレイを見るとBOTを思い出してしまう負の可能性があったりするかも……。

・ゲーム上の性能

忍者コンセプトだけあって素の移動速度がかなり素早いキャラです。

そして今も昔も手裏剣打ちによる範囲DPSが非常に高い模様。

操作に非常に難儀するようですが地雷を使った設置範囲も活かすととんでもない事になるようです。

なんなら単体DPSも元々高かったらしいのに心(苦無連射)の火力がかなり上がっているようにも見えます。

イェフネンを除くと何気に火力トップクラスなのかもしれません。

そして現在はDEF(防御)型でカチカチに寄せるのが主流らしいですが、ナヤは木の葉隠れ(回避に応じて被ダメSP変換)を利用する為にAGI型一択だとか。

木の葉の性能はかなり変わってしまいましたが、昔からAGI型ド安定だったのでコンセプト通りですね。

自動復活スキルもありますし、被クリティカル率も低いようですし、生存性も中々高いようです。

そして忍者なので当然(?)ワープ持ち。

ティチエルと同じく約束された強キャラポジションなのかもしれません。

ただ操作が死ぬほど大変そうですし、地雷はミラの砲撃よろしく銭投げスキルという事でお手軽キャラの側面はかなり削ぎ落とされてテクニカルキャラになった模様。

古来からのナヤ推しだったり、テクキャラを使いたかったり、忍者がやりたい人にとってはやり甲斐のあるキャラだと思います。

ジョシュア・フォン・アルニム

・キャラクターとして

原作第二部主人公にしてゲームでもトップクラスの設定激盛りキャラです。

公式のキャラ紹介を読めば分かる通り、今で言うなろう主人公も真っ青の天才キャラ。

完全記憶能力持ちでわずか9歳で国を滅ぼせる程の計略を思いついただの、まぁ凄いの何の。

それでいて名門貴族かつ容姿も端麗と来たもんだ。

上述の通りEP2ストーリーが現状読めないという難点はありますが、EP2実装以降ずっと根強い人気のあるキャラだと思います。

・ゲーム上の性能

天才なので経験値獲得量が多い上に、ソシャゲ的コンテンツのネニャフル学院における育成効率がありえない程高いです。

こういうシステム部分で天才をガチ優遇するのはゲーム構造として珍しい気がします。

一方で昔は味方にバフを掛けまくるエンチャンターだったのですが、その方向でのスキルはかなりオミットされてしまったようです。

一応アンプリフィケーションで味方の属性値を盛れるようで、水・雷・黒属性主体のキャラとは特に相性が良いんだとか。

※マキシとの相性を考えて風強化もあった方がそれっぽかった気がするのですが、そもそも元から風エンチャはないんですよね……。

そして物理と魔法それぞれのスタイルがあるキャラなのですが、基本的に魔剣型のキャラのような両方活かすスタイルは非推奨です。

物理か魔法、やりたい方に特化してね♡という感じです。

現在ではINT(魔法)型が優位なようで、特に範囲火力がかなり高いキャラになっている模様。

昔はゴーストバーストによる意味不明な(単体寄りの)DPSが目玉だったのですが、時代は変わるもので単体に関してはそこまででもないんだとか。

バランシングでも黒霧雲は据え置きですし、方向指定スキルやDoTの性能はかなり上がっているので依然として中々の高火力キャラになっている気がします。

最早持っていないキャラを挙げた方が速い気もしますが、当然天才なのでテレポート持ちです。

デバフもかなり強そうですし、自動復活もありますし、防御系の優秀なバフもあります。

見た感じ今でもガッツリ強い部類のキャラに入っていそうな気がします。

ただ硬直無視やディレイ固定のようなスキルは持っていないようにも見えます。

天才にも欠点はあったか……。

クロエ・ダ・フォンティナ

・キャラクターとして

ジョシュアに続いてこちらも超名門貴族の出身です。

ノブリス・オブリージュを地で行くお嬢様。

実装当時としてはティチエルに次ぐ貴重な純魔法キャラであり、ジョシュアと同じく初期からテキスト上で実装予定を匂わせ続けられていたキャラでもありました。

あからさまに御令嬢なドレス姿だけではなく、パンツルックの衣装もあるのでコーディネートを楽しむ幅は広いと思います。

・ゲーム上の性能

実装当時は蓋を開けてみるとテチと違って純粋なアタッカーとして実装されたため、魔法が強いんじゃなくてバフもヒールも出来るテチが強いんだなと肩透かし感を受けた人も多かったかもしれません。

以降はマナウォール(被ダメMP変換)を利用してゲーム中最強クラスのカチカチキャラになれる大器晩成のキャラとして存在自体がやり込みといった感じになっていきました。

大技のフェニックス・アイスインパクト・サンダーストームあたりが課金スキルだったのも何というか当時のネトゲに対する課金への試みを感じてしまいますね。

そんな大技がキャラクターリノベーションで無くなってしまったりと色々と様変わりしていますが、今でもマナウォールを主軸とした頑強さはゲーム中でも屈指のようです。

地味に回避面も恵まれているのが凄いですね。

その上で純魔法アタッカーだけに単体・範囲共に火力はかなりあるようですし、ついにキャラコンセプトの確立に成功したんだなという感じがします。

ジョシュア程ではないにせよ学園の講義が得意なのも才女らしさが盛り込まれていますね。

ランジエ・ローゼンクランツ

・キャラクターとして

(ドット絵では拳銃と言うにはかなり大きいものの)二丁拳銃を使う若き革命家です。

ここまでの2人が貴族続きな中で反体制の革命家というのは記事冒頭に書いた政治劇を匂わせるような構図でもあると思います。

革命家というと破天荒な人柄を思い浮かべる人も多い気がしますが、ランジエの場合はクソ真面目な滅私寄りの人間性です。

つまる所、クール系イケメンという訳ですね。

※ザックリしすぎ。

ジョシュアも大概人気ですが、より女性ユーザー受けの良いキャラだったと記憶しています。

設定的に深堀りしていくと色々凄いキャラなんですが、ここまで書いてきた通りEP2完全に読めないんだとしたらそこは果たしてどうなのか……?という感じ。

個人的にも興味はあった一方で触れられなかったキャラなので、機会があったらストーリーも含めて実機内で追ってみたいんですけどね。

・ゲーム上の性能

貴重な銃キャラで、ジョシュアと同じく物理と魔法にそれぞれ特化できます。

……が、基本的にこのゲームは物理と魔法を選べる場合は魔法を選んだ方が得なのでほぼ魔法一択なんじゃないかな?という感じ。

一応物魔複合もあるのですが、見た感じ必要なさそうな気が……。

撹乱とアップライジングはデバフとして中々良さそうなのですが、こんなキャラクター性のわりにやる事はシベリン並に単純な気がします。

硬直無視・テレポ・自動復活あたりのスキルもないですし、いまいちゲームに愛されていない感。

よくよく考えると昔から弱キャラなんですよね……。

バランシングで特に範囲の火力が盛られているのでマシにはなっているのかな?

ゲームが進行不能になる程弱いキャラは居ないようですし、愛があれば全然行けるラインなんだとは思います。

ちょい弱という感じかも。

そしてここまでの2人と同じく、ネニャフル講義が得意な設定になっています。

EP2組はインテリが多いという設定を踏襲していますね。

イサック・デュカステル

・キャラクターとして

公式で書かれている通り、英雄にして殿下(=女王の配偶者)です。

太眉に糸目にこの髪型という事で、実装当時からポ◯モンのタ◯シ呼びされていたりもしました。

※思ったよりは開眼シーンが多かったりもします。

そしてインテリが多いと書いてきた矢先に現れる超武闘派です。

あきらかに肉弾戦が得意な格闘家って感じですしね。

そして35歳子持ちでプレイアブルキャラの平均年齢を引き上げているキャラでもあります。

後述のアナイスの保護者代わりをしたりとミラと並んで年長者としてのポジションを担っています。

・ゲーム上の性能

マキシミンを超える最強のPvPキャラ……でした。

今はPvP自体が下火でしょうし、キャラの強さを支えていたファイナルフォーカスやシャドームービングが無くなったようです。

高命中に加えて異常な回避性能を実現し、引き寄せ&スタン技でハメていた模様。

見た感じ命中スキルは消えていますが、回避スキルは形を変えて残っている上にマスタリーでSP受けにも変更できるようです。

後ディレイ固定スキルのおかげで盾部位のOPを弄らなくても楽にコンボが出来るのもいいと思います。

硬直無視があるのも良いですね。

元々PvPは強いが狩りはやや射程が短く効率が悪いというキャラだったのですが、ユーザー減少に伴って狩りも行けるタイプにシフトしたんだとか。

……しかし、直近のバランシングで明らかに大量のナーフを食らっています。

ここまではナーフ気味のキャラでも他にプラス要素があったりもしたのですが、イサックは純ナーフに見えます。

削られたのは主に火力面なので、回避能力が超高くて生存力はぶっちぎりなんだから火力は我慢しておけという事なのかもしれません。

恐らくほぼ回避強化を使うのでSP受けする機会はなさそうですし、避けまくるけど当たった時のリカバーはそこまででもないという感じかな?

イェフネン程ではないにせよ本当に極端なナーフですが、これでも単体・範囲共に今でも結構イケるらしいです。

元はどんだけぶっ壊れキャラだったんだよシリーズ。

アナイス・デル・カリル

・キャラクターとして

ついに現れたロリータ・コンプレックス・キラーです。

男女共に悩殺しまくったスーパー幼女(※16歳)キャラ。

が、とんでもないお転婆娘でルシアンの項目に書いた「幼稚どころじゃ済まない」がぶっ刺さるようなキャラクター性をしています。

一方でゲーム中は自称「アナベル」で、各所に表記されているアナイスとは別人になっています。

……公式にも書かれている通り、二重人格キャラな訳ですね。

ちょっと調べると今やすぐネタバレに触れられてしまう時代ではありますが、その辺の謎もかなり魅力的なキャラです。

ドット絵の出来もかなりのもので、EP2最後の追加キャラだけあって公式的にもかなり力を入れたキャラなんだと思います。

・ゲーム上の性能

サービス開始から8年経ってついに現れたティチエルを超える支援キャラです。

テイマー系キャラとしての性質を持っていて、人形や精霊を操作する事で戦闘するためかなり癖は強くなっています。

しかし破壊魔法スタイルであればテチ以上の火力が出せてしまうし、守護精霊型であればゲーム中最強のヒーラー兼バッファーになるとの事で、手間を掛けるだけの価値はちゃんとありそうです。

もちろんデザインの良さからカジュアルに遊びたい人も作成しているキャラでしょうし、特に実装当時はアナイスウィーバーと言われる程まで大人気だったんだとか。

白テチと違って守護アナイスは火力面が完全に終わるようなので、破壊型で育成してもしPTコンテンツを遊ぶのであれば守護型にするのが良さそうですね。

誰がどう見てもガチガチのガチキャラですが、操作のタイムラグが他キャラと比べてストレスになると思いますし、育成時の苦労を考えるとやはり玄人向けではあると思います。

自分も休止前に260Lvくらいまで上げたのですが、その時点でも結構苦労した記憶があります。

しかし韓国鯖の先行情報では更に利便性を上げるアップデートもあるらしいですし、熱いキャラ筆頭なんだろうなという感じ。

イソレット

・キャラクターとして

EP3キャラのトップバッターにして正ヒロインです。

つまりボリスの正妻ポジション。

立場上、EP3での待遇は非常に良いものとなっています。

月の島を舞台とする回では常に専用ルートがありますし、終盤も(恐らく原作者肝いりの)見せ場があります。

キャラドットも可憐な感じで良いのではないかと思います。

・ゲーム上の性能

公式ページの使用武器に双剣と書かれている通り、ガチの二刀流キャラです。

ナヤトレイも二刀流なのですが、あちらと違ってイソレットはメインアームとサブアームにそれぞれ武器を装備できます。

2つ装備できるという事は2つ用意する必要があるという事で、武器作成コストこそ半額ですが強化の手間なんかを考えると割高になりがちというデメリットの方が実は大きい気がします。

特筆すべきはMR(魔法防御)を主軸として火力を出す魔法双剣スタイルの存在があると思います。

バランシング前は物理の方が強かったようですが、物理微ナーフ&魔法微バフといった感じでどちらも選択肢に上がるような調整なのかな……?という感じ。

昔はスキルを順番に使って特殊なコンボをするキャラだったのですが、久しぶりに見たらリノベーションでその辺は撤廃されたようです。

DEF&MRを上げてカチカチになりつつMP受けしながら剣を振るう魔法型の方が個人的にはオンリーワン感がある気がします。

斬り主体のキャラは他にも多いですし、この方向性で伸びていくのだとしたら嬉しいかもしれません。

※実はイソレットもちょろっと育てていました。

しかし、ここまで書いた内容を翻すようですが……現役勢曰く全キャラでもトップクラスに脆いんだとか。

MR型とかコンセプト的には柔らかい筈ないのでは?と思っていたのですが、やはりパッシブなんかの質の関係なんでしょうかね……。

それこそ叩き台にされやすいルシアンなんかは鉄壁・エンクルム・チャンスガードでかなり頑丈な訳ですし。

そこを基準にするとダメージカットのパッシブは勿論、被クリティカル低下や回避バフなんかがほぼ存在しないのは相対的に見ると仕方ないのかもしれません。

ベンヤ

・キャラクターとして

元幽霊です。

受肉したばかりなので不思議ちゃん。

実は最初期から公式媒体でも登場していたキャラなので、なんと10年越しの実装になります。

今ではイェフネンなんてほぼ20年越しだぞと言えてしまう訳ではありますが、僕がEP3以降のTWに最初の復帰(と言う名の新アカウント作成)をした際の決め手になったキャラでもあります。

無垢な少女に大鎌という組み合わせはコンセプトとしては抜群だと思います。

・ゲーム上の性能

イソレットの項目でMRで剣を振るのはオンリーワン!と書きましたが、実はベンヤもハンマーはMR判定です。

育成はMR特化でハンマーを振っていましたが、カンスト付近では鎌を持って斬り特化として動かす事になると思います。

(元)幽霊らしく、かなり射程の長い瞬間移動や移動速度上昇スキルを持っていたり機動力に恵まれていると思います。

硬直無視&ダメージカットの自己バフがあるのも良いですね。

ノリで行くと自動復活スキルがありそうですが、そもそも幽霊から受肉1回しただろという話なのか復活スキルはありません。

そしてどうも実装当初強すぎたせいか、とんでもないナーフを食らっていたようです。

そしてその反動か、これまたとんでもないレベルでバフを受けた模様。

特にギロチンとソウルスクリームは範囲火力の向上に期待できる気がします。

(ここまで強化するなら単体用のサイズダンシングもいっそ超強化して良かった気がしますが)流石にかなり強くなってるんだろうと思います。

単体火力がかなり微妙だったハンマーも単体のミーティアソウルは勿論、範囲も強化されています。

これはだいぶいい感じの強さになっていそうです。

……が、斬りキャラはアイテム時価が高騰中なのがやはり大変かな?

ロアミニ

・キャラクターとして

イェフネン周りで説明した通り、作成する為には何れかのキャラを200Lv以上にする必要があります。

自分としてはベンヤで満足してリーチェ実装まで離れていたので、丁度その間に実装された関係で実はよく知らなかったキャラです。

が、復帰して正体を知ってから膝を打ちました。

ベンヤ以降の追加キャラはみんな期間が空いたのもあってかなり凝ったチョイスをして来るなぁ……という感じ。

ストーリー的にも面白い立ち位置ですが、キャラドットの出来も凄いです。

過去最強の色気でついにミラに次ぐ大人のお姉さんを求めていた全ユーザーが報われた感じ。

その上で怪盗ですからね。

自キャラとしては所持していませんが、EP3ストーリーを読む限りでも非常に魅力的に見えましたし、良いキャラを追加したものだなぁと思いました。

・ゲーム上の性能

バランシングでバフ・デバフの効果量は全体的にマイルドにされているのですが、ロアミニは調整を実質的に免れているようです。

カース・ペンデュラムの効果が凄まじく、設置すれば範囲内の味方が超強化されて敵が弱体化するとのこと。

これを主軸に魔法攻撃するキャラで、全体的にシンプル寄りの雰囲気を見て取れます。

霊魂を溜めて溜まったら霊魂消費スキルで大ダメージという感じ。

毒使いなのでDoTダメージも期待できそうですね。

怪盗だけあって移動スキルも豊富なようですし、自動復活やレアドロ率の上昇や交渉成功率アップなども良いと思います。

PTプレイ時にお手軽強キャラになりそうですし、サブキャラとして持っている人がかなり多そう。

ノクターン・ド・ヴィエン

・キャラクターとして

ロアミニとほぼ同時期に実装されたキャラです。

Lv200制限があるのも同じですね。

公式ページに書かれている通り、元戦闘人形(アンドロイドみたいなもの)という経緯があり、ドット絵で右腕をガチャガチャしている通りロボットアーム(ハンドランチャー)で戦えます。

いわゆるショタ枠ですが、主人公としては1キャラしか居ないのでかなり貴重な成分ですね。

ここまで色んなキャラのネタバレはある程度伏せてきましたが、ノクターンも含めてネットで検索しなくともゲームを始めてパッシブを見ればすぐ正体が分かってしまう模様。

……ただこれはゲーム的に縁のあるキャラと組んだ際にシナジーを持たせるという意図もあるため、一概には責められない話でもあります。

シナリオを読んだ時点で謎のスキルがオープンされるとかあった方が良いのかもしれませんが、それだと素で分かりやすいシナジーを持っているキャラに比べてハンデになってしまいますし……。

・ゲーム上の性能

レーザーをぶっ放せるのがシンプルに魅力だと思います。

他にもサテライトカノンやらロケットやらニュークリアやらサイエンスパワーで戦えます。

感電付与で被ダメをある程度抑えつつ、長射程のスキルで立ち回るのがコンセプトといった感じで、それでそこそこ火力があるならQoLは中々高そうに見えます。

バランシングでの調整項目はかなり少ないですが、強化された2スキルが主力技という事で実際には的確な調整になっているようです。

ロアミニ共々機会があったら200Lvスタートですし作ってみるのも良いかもしれませんね。

4.まとめ

キャラ紹介としてはかなりのボリュームになってしまいました。

いつも通り、書いてる最中楽しくなりすぎて量が増えてしまうやつ。

色々と書いたものの、やはり今から始めるならどう考えても1stはイェフネン安定だと思います。

韓国鯖では直近でバーニングラッシュもあったようですし、日本鯖でも近い内にバーニングラッシュが来る可能性が高い気もします。

イェフネンで金策をしつつバーニングが来たら推しキャラを育成しましょう。

一度インファーナル~アクィルス一式を揃えられれば使いまわしも出来そうですし、コツコツ色んなキャラを育てる楽しみもありそうなんですけどね。

バーニング期間外に開始すると一回り下の装備でインファーナル装備を収集する事になるためかなりハードルが上がってしまうと実感しています。

イェフネンでギリギリな場面も多いので、あまり強くないキャラを今1stにするとコンテンツ攻略までやる場合は苦労すると思います。

……20周年キャンペーンだし景気よくキャンペーンと同時にバーニングでも良かったんじゃないかな!?

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