1.はじめに
前回の記事でざっくりと感想は書いたので、こちらの記事では過度なネタバレはしないようにしつつ、プレイして分かりづらい所を補足してみようかなと思います。
2.ハード選択
スマホ・Switch・PS4/5・Steamで出ているそうですが、とりあえず僕がプレイしたSteam版では一度もエラー落ちはありませんでした。
Switch版はもっさり度が高いとか、コンシューマー版はたまにエラー落ちする等の話を聞きます。
スマホ版はUIが押しづらいなんかも聞くので、家でじっくり遊ぶ人はSteam版が一番丸そうな気がします。
スマホ版で外で遊ぶスタイルも悪くないかもしれませんが、バトル1戦が長いしキリ良く遊べるのかはやや疑問。
3.主人公選択
好きな主人公で遊べ!
というのを大前提として、主人公ごとにかなり毛色が違うのでそこを解説しておきます。
・御堂綱紀
恐らく初回プレイド安定です。
公式で初回に触るのを推奨されている主人公でもあります。
1周が短めでゲームそのもののチュートリアルとして最適だと思います。
初期メンバーが綱紀以外”クグツ”でやや癖はありますが、最初からそこそこ技を覚えているという意味では仲間が強いとも言えます。
綱紀は他主人公でも加入させやすいキャラなので、早めに触っておくと別キャラ編がかなり楽になるという側面もあります。
・アメイヤ
公式では綱紀と並んでオススメのようですが、個人的には「そうかなぁ……?」という感じ。
初期メンバーもモンスター枠だったり、ソウル変更不能のクグツだったり、術不能者だったり、我流技覚えない神のコピーだったりと正直かなり厳し目だと思います。
BGM周りも他キャラとかなり毛色が違ったり、一番独自色が強い主人公かもしれません。
綱紀と同じく他主人公のシナリオでも加入させやすいようで、先にちょろっと遊んでおくと以下の主人公のシナリオで活躍するかも……?
※自分は運が悪かったのか、各主人公1周する過程で一度も仲間にできず。
あまり薦められない理由(プチネタバレ)(折りたたみ)
初回プレイではまず間違いなくラスボスに遭遇できないと思います。
それどころか進め方次第では2ワールド巡った時点でゲームが終わったりも。
やった気がしないという達成感のなさは初手に選ぶ主人公としてもネックになるような……。
・ディーヴァNo.5
前回の記事でも書いた通り、ストーリーやワールド巡りのリアクションに関しては最も普遍的にウケが良い主人公だと思います。
恐らく大人気キャラではないかと思われます。
一方で初期メンバーの癖は強めで、攻略上での戦闘回数も多くなりやすいためバトル難易度が高い主人公だとも思います。
攻略必須ワールドで加入するキャラがメカばかりなのも特殊。
そしてスペック的にディーヴァがかなり弱いです。
一般的なメカと比べて装備枠が少ない点でどうやっても弱くなります。
必須ワールド(翠扉)進行に伴って装備枠が緩和され、ボディ変更も解禁されるので楽したい場合は青扉よりも翠扉を進めた方が良いかもしれません。
ちなみに、各ボディ専用技のランクを上げるとロールが増えます。
どうしても初期ボディのレトロボットが可愛くて自分含めレトロボット縛りで遊ぶ人は多そうですが、フリーバトル等をする際は別ボディを使っておくのが良いですね。
綱紀やアメイヤと違ってこれ以降のキャラは攻略しないといけないワールド数も多いので最初からフルスロットルで遊びたい人向け。
ネタバレですが詰みかねない要素(折りたたみ)
コンスタンティンはラスボス前に離脱するのでスタメン起用はやめましょう。
サポートメンバーとしては結構強いのでそちらの運用はアリです。
・シウグナス
癖が強そうに見えてかなりマイルドな主人公です。
初期メンバーが全員人間なのもシンプル。
独自システムは多いのですが、基本的にプラスに作用するので装備・キャラ性能も高くなる傾向があります。
攻略ワールドの多い主人公の中では一番難易度が低いと思います。
ワールド攻略時も専用イベントも多い気がしますし、恐らくシウグナス編専用の仲間キャラがちらほら居るのも魅力です。
個人的にはディーヴァと並んでワールド巡りが楽しい主人公でした。
独自システムについて(折りたたみ)
仲間の人間を眷属・騎士化できます。
眷属化すると対象のLPが1減る代わりにシウグナスのLPが1増えて、シウグナス&騎士用のブラッド技を覚える事があります。
LP減少は大したペナルティではないので拘りがないなら全員眷属化して良いです。
そして各メインストーリー関連ワールドを攻略した際に手に入れた装備をブラッドギアに強化し、それを下賜する事で眷属を騎士にアップグレードできます。
騎士になると種族そのものが変更されて我流技が使えなくなる代わりにブラッド技が解禁されます。
我流技が使えないのはそこそこのデメリットですが、騎士のロールが即死無効100%+戦闘後LP回復+メリット効果といった感じで非常に優秀です。
ブラッド技はLPを消費する上にピーキーですが高性能ですし、ブラッドギアはシンプルに最強クラスの装備です。
ブラッドギアやブラッド技を下賜せずにシウグナス本人で使って最強のシウグナスにしても良いですし、わがままプレイが楽しめると思います。
・ボーニー&フォルミナ
初期加入メンバーはまさかの猫(モンスター)3匹。
一番初期メンバーが弱い主人公ですが、代わりに他の主人公を(恐らく)全員加入させられます。
引き継ぎ前提のゲームという事もあり、立ち位置としては他の主人公を色々遊んだ上で遊んだ方が楽しいと思います。
シナリオ内容も真相解明編のような所がありますしね。
主人公二人はオーソドックスなヒト型で、特に変わった仕様もないので遊びやすい部類だと思います。
プチネタバレ(折りたたみ)
ディーヴァ編を先にクリアしておくと最序盤で吟遊詩人の代わりに完全体ディーヴァが加入するため、2人目以降に選ぶ場合はせっかくなら先にディーヴァを攻略した方が良いと思います。
4.種族について
大枠としてヒト・モンスター・メカに分かれています。
・人間
色んな武器が使えるお馴染みのスタイルです。
戦闘後にステータスが成長するので育成し甲斐もあります。
戦闘中に新しい技を閃けるのでバトルの盛り上がりも抜群。
扱いやすいので快適に遊ぶなら3人くらいは編成しておきたいかも……?
ちなみにみんな大好き案山子くんはどう見ても人間じゃなさそうですが、純正人間判定です。
・モンスター
装備した魔具に敵を吸収してその技を使えるようになります。
使いやすい技をちゃんと揃えられたか否かで使い勝手が大幅に変わるため、かなり癖が強い種族と言えます。
武器や防具が変更不能(固定)の事も多いため、他種族のように装備強化でガツンと強くなったりしないのも地味。
成長やスキルアップで地道に強くしてあげる必要があります。
・メカ
成長しない代わりに装備で大きくステータスが変動します。
技も装備で変化するため、ステータスと技の両方を吟味しながら装備をカスタマイズする必要があります。
装備の質が良い場合、HPも抜群に伸びる関係でメカタイプの仲間は加入した時点で即戦力にしやすいのも魅力です。
その上、通常の状態異常に無敵で、厄介な毒・石化・即死から味方を庇う盾役としての運用も優秀です。
一方でメカスタンやメカマヒのような対メカ状態異常があり、これに関しては食らってしまうと通常よりも長時間拘束されてしまいます。
主に電撃系のスタンや麻痺攻撃に付加されている事が多いため、その手の攻撃に対してはむしろ味方から守って貰いましょう。
その他の欠点としては一部の技を除いて火力自体はやや低い事が挙げられると思います。
メカ技にもスキルや技ランクがあるためしっかり使い込めば改善されていくと思いますが、他種族よりも爆発力で劣る感じは否めません。
しかし極めて優秀な全体デバフ技(スパークリングミスト)が使えますし、魔具を装備すればモンスター技も使えるので技の補強は可能だと思います。
メカ
・クグツ
ヒト型のサブ種族的なものです。
綱紀編の主力メンバーで、自身で技を閃けない・我流技が使えない・武器枠が1枠しかない等の制約があります。
代わりに敵味方問わず、同じ武器の技かつ自身が未習得or自身より高ランクの技をコピーする写し身システムがあります。
他には綱紀編であればソウルシステムでクグツ用のロールを装着できます。
特殊技が解禁されるソウルもあり、技によっては我流技より遥かに強いものもあります。
他にも状態異常耐性が上がるソウルもあり、防御面でも通常のヒトより優秀だと思います。
クグツからクグツへの写し身もできるので上手く使えば手っ取り早く必要な技を揃える事も可能です。
通常のヒトと同じく地道に育成する必要もあるため、綱紀編では3人くらいはスタメンに入れておきたいところ。
ちなみに自分が勘違いしていなければ、体術や銃などのガード不能武器はシステム上あまりクグツに向いていません。
※武器が2枠使える場合は1枠目にガード可能武器を入れる事で防御時に恐らく攻撃を確定でガードしてくれるのですが、1枠しかないため……。
(代わりに確率回避してくれるものの)基本的に防御コマンドが恐ろしく脆くなってしまいます。
要するに体術キャラっぽいスクネや銃キャラっぽいボウをそのまま運用すると脆いという事です。
ディフレクト使いが2人以上いればある程度カバーできるため、スクネやボウが脆いと感じる場合はプロテクト役を用意しましょう。
旧作のような資質システムは多分ないので、初期武器に拘らず剣を持たせるのも一つの手だと思います。
・短命種
ヒト型やモンスター型に付随するサブ種族的なものです。
専用の短命ロールが備わっていて、最初はチャイルド状態から始まります。
戦闘後に成長でチャイルド→ヤング→ミドル→エルダーと変化し、エルダーロールになると得意な武器スキルの消費BPが1下がります。
技の消費コストが一律1減るというのは破格の効果で、陣形や装備効果と併用すれば高BP技を低コストで連発可能です。
それだけではなくHPも高く、特に恐らく唯一のヒト型短命種であるブラーは理論上最強クラスのキャラです。
一方でエルダー状態は最大LPが1になります。
その状態で死ぬと次の世代に転生し、継承技(世代交代時に覚える専用技)を覚えつつチャイルド状態に戻ります。
継承技を増やす為に雑魚戦では適度に世代交代させつつ、重要な戦闘はエルダーにしておくという管理が必要になります。
LP1でも転生できるので基本事故死は大きな問題にならないのですが、戦闘でリトライを選択した際のLP-1を受けると転生できず消滅してしまいます。
特に連戦ボスでのリトライが実質不可能になるというのはそれなりに手痛いため、バトルに自信のない人は使わない方がストレスは減るかもしれません。
ハイリスク・ハイリターンの種族と言えます。
5.バトルランク
プレイヤーの戦闘経験に応じて敵が強化されるシステムです。
敵の種類そのものが変化する場合もありますが、同じ敵でもランクが上昇するにつれてステータスが強化されます。
完全に体感での話になってしまうのですが、敵に対して圧勝した場合はかなりランクが増加している気がします。
逆に適正ランクの敵を順当に倒しているのであれば、上昇量も緩やかになっていると思います。
僕は初回プレイの2ワールド目で16時間近くフリーバトルを行ってしまったのですが、それで詰むような急激な敵の強化は起きませんでした。
そしてバトルランクはシナリオ中のイベント報酬にも影響し、低ランクでは鉄鉱石が報酬のイベントで魔石が貰えたりもします。
キャラの成長にもバトルランクが影響しているため、ただ敵が強くなるというデメリットだけではなくこちらの育成や素材集めに関してもメリットがあるという感じです。
周回プレイ時に引き継ぎ内容をカスタマイズすればバトルランクも引き継げますが、初プレイの主人公にバトルランクを引き継ぐと詰みかねないのである程度周回を重ねるまではランクだけは引き継がないようにしましょう。
6.閃き・技関係
閃きはサガシリーズお馴染みのシステムで、戦闘中に確率で新しい技を閃く事ができます。
今作では使用した技から1~2ランク上の技を閃けるようになっています。
切り払いや強撃のような共通技に関しては派生技が多いので武器ごとに複数の派生先があります。
従来の作品では敵に応じて閃きランクが設定されていて、閃きたい技の閃き難易度に足りていれば該当的から閃ける可能性がある……という仕様が多かった気がします。
今作も強敵の方が閃きやすい気はしますが、上述のバトルランクの影響の方が大きい気がします。
ランクが適度に上がっている終盤であればバトル難易度が楽勝~通常の相手でも上位の技が閃けるため、ボス戦で粘る必要がないのは有情ですね。
ちなみに閃きは連携・独壇場の終わり際にも発生します。
特に独壇場はカウンターやインタラプトのような条件付きの技も無条件で使ってくれるため、そこから派生する技を閃くチャンスにもなっている気がします。
1度の連携で2人連続で閃いた事もあるので、連携中の閃き人数の制約も恐らく無さそうです。
※オーバードライブに関しては一度も閃きを見たことがないので多分閃き対象外です。
他には技そのものにもランクがあり、同じ技でも使い続けると成長します。
技成長に伴って新たなロールが得られたりしますし、技の倍率も上がっていると思います。
防御系の技はランク上昇で消費BPが減るという強力な恩恵もあるので細かい所で使い込んでいけると良いですね。
7.術
従来のシリーズに比べて術(いわゆる魔法)は使いづらいと思います。
詠唱が必要である点もそうですし、タイムラインを制御しないといけないゲームにおいて発動ターンのタイムライン調整が不可能なのは非常に不便です。
とはいえ状態異常を回復してくれる浄化の水は上手く使えば心強いですし、その他のバフやデバフも有用です。
基本的には攻撃術よりも補助をメインとして運用するのが良いと思います。
そして術の習得は該当の属性の術を使うとどんどん関連する術を覚えていく感じになっています。
初級術は装備に付いている事が多いので、術師でなくとも術スキルがあればどんどん術は覚えてくれる気がします。
クイックタイムについて(プチネタバレ)
発動時にBP+2と味方全体の素早さアップを掛ける凄まじい性能を誇り、ランク2で消費BP-1、3で詠唱1T化と使い勝手も向上します。
テルシオや虎穴陣のような初動BPの低い陣形や、スペキュレイションやブレイブライズのようにターンでBPが増加しない陣形でも強引にBPを増やせます。
素早さアップによる回避率の増加やタイムラインの高速化も当然強いです。
一気に戦略の幅が広がるという意味でまさにチート級の術ですね。
ランク2で得られるロールの放歌高吟も詠唱/発動時の行動順+3(=3マス速く動く)と破格です。
変な位置で補助を発動して連携の邪魔になるようなケースも激減するため、術を本格的に使う場合はクイックタイム取得からが本番になる気がします。
ちなみに青龍偃月刀の入手はマーレ・ノストラム(海マップ)のイカダ編で最強のイカダルートを経由すると手に入ります。
やや複雑な手順が必要になるので絶対に欲しい人は調べてみると良いと思います。
恐らくゲーム的には隠し武器的なポジションなので一応折りたたみ。
8.一旦のまとめ
武器種の解説を書いていたらかなり長くなってしまったので一旦ここで記事を分割しようと思います。

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