産業時代の始まり
産業時代からのゲームプレイは明確に勝利手段を選択する必要があります。また、思想の採用により外交関係が極端な変動をするようになり、思想圧力による幸福度の管理が一層厳しくなる時代でもあります。
上の難易度に挑戦し始めた段階で「AIに先に勝利条件を満たされてしまう」「不幸度が厳しすぎて積んだ」という事がよほどゲームが上手くない限りまず初見では起こりやすく、その対処も含んだ攻略になると思います。
基本的に前回説明したような内政特化のプレイをする場合、下ルート活版印刷+鉄鋼止めから建築→経済学→工業化→科学理論と研究する事になるでしょう。
工業化により石炭が可視化され、工場の建造が可能になります。工房と比較すると生産力が+2され、更に10%の生産力ブーストが掛かり、専門家を2人も雇うことができます。
ルネサンス入りで合理主義をオープンし、政教分離主義を獲得した段階で専門家から科学力も得られるようになるため、実質的に大技術者ポイントを高速で溜めつつ科学力までくれる生産系建造物と、非常に優秀かつ高性能なものになっています。
自国領に石炭があれば良いのですが、産業時代から可視化されるという関係上場合によっては手に入らない事もあります。他国から買い入れても良いのですが、上手く進行出来ている場合は他国の工業化より速く到達する事が多く、そもそも他国が石炭を所持していない事が多いと思います。
そういった場合、都市国家と同盟(改善が間に合ってない場合は更に資源活用設備を購入)することで石炭を得ることが可能です。
あまりにも運が悪い場合はそれすらも不可能ですが、基本的に都市国家の近隣には資源が出現しやすいため、産業時代までに斥候による探索を終える事でこういった動きも楽に行えるようになります。外洋に都市国家がありそうな場合、天文台の建造も兼ねて天文学を研究しておくのも悪くありません。
もちろん同盟には友好度が必要なため、ゴールドを送る必要があります。国外交易による収入確保や市場・銀行の建造、小まめな資源売却が重要というのはこの辺にも通じる事です。
産業革命と思想
工場を3つ所持する事で産業革命が始まり、思想が選択可能になります。思想は言ってしまえば各文明1ルートのみ選択できる社会制度です。ピラミッド型として下のレベルから研究する事になり、レベル2やレベル3は手間が掛かるだけあって強烈な制度が多く存在します。
独裁は文化・外交・制覇、自由は文化・外交・科学、秩序は文化・制覇・科学勝利への傾向がありますが、マップサイズ小で高難易度(創造主ならより極端にその傾向が強い)の場合は文化勝利が難しくなるため、独裁=制覇勝利 自由=外交(+科学)勝利 秩序=科学勝利用の思想と思っておくと良いでしょう。
思想を最速で取得したプレイヤーには2つ、2番目に取得したプレイヤーには1つ無償の社会制度(思想)が与えられます。思想以外には使えないとはいえ2つの無償の社会制度は破格であり、思想獲得後は少なくとも思想社会制度を6~9個取得するまで掛かりきりになりやすいため、これらを得られるかは非常に大きな差になります。産業時代前後でAIに科学力で追いつき、早めに工場を揃えたい理由です。
ちなみに思想に共通した点として、純粋なゴールド出力を増加する手段はありません。各社会制度のゴールド増加制度であったり、建造物や交易路によるゴールド獲得手段はここまでの段階である程度整えておくようにしましょう。
また、文化勝利の進捗にほぼ比例している(はず)の要素として、他の思想を選択した文明から受けている観光力の影響が大きな場合、世論による不満が発生します。極端に都市数が少ない場合や文化出力が著しく低い場合この世の終わりのような不幸度に襲われるため、思想の変更を余儀なくされます。そうなった場合当然リカバリーは難しいため、詰んだも同然です。
各思想、対応した要素は違うのですが幸福度を上昇させる制度も幾つかあるためそれらを選んでも良いですし、他の社会制度であったり都市国家や他国から幸福資源を入手するなどで幸福度を確保しておきましょう。
AIはある程度決まった思想を選ぶ傾向があります。プレイヤーが意識して誘導するのは難しいですが、上手くAIが追従してくれた場合や、大文明に二番手で追従した際はその文明が大幅に世論を緩和してくれるため、不幸対策を放棄出来たりもします。
また、同一の思想を選んだ文明は選んだ際に挨拶に来る通り極端な外交ボーナスが発生し、余程の事が無い限りゲーム終了まで友好国になってくれるでしょう。そして異なる思想を選んだ文明はそれまで5000年近くの友好関係があろうと非難声明が飛んでくるようになります。
それまでの外交関係が良好である場合はある程度の取引は行なえるのですが、いずれは他国と手を結び共同宣戦を行ってくる事と思われます。前回説明した宣戦依頼を使い、滅ぼして大国化しない程度の文明にぶつけたり、共同戦線を行いそうな文明同士を戦わせたり、上手く裏でAIの舵取りをする必要があります。
結局どう思想を選べば良いの?というのがあるとは思いますが、そこまでのプレイ、更に言えば文明に合わせた思想を選ぶのが単純に強いため、勝ち筋が明確に見えていて無償の社会制度が得られる思想に進みましょう。
最終的には自由を選択する事が増える筈ですが、産業時代までに戦争を繰り返している場合は概ね独裁政治に行き着くでしょうし、慣れるまでは内政思想として秩序に非常にお世話になると思います。
以下、思想ごとの特徴や戦略、優秀な制度の紹介
独裁政治
独裁政治はとにかく戦争に向いた制度が多く、動員・精鋭部隊・総力戦を取って士官学校と英雄叙事詩のある都市でラッシュに使うユニットを増産し、装甲ユニットの解禁に合わせて電撃戦を取って最終決戦でクラウゼヴィッツの遺産を使用しフィニッシュといった、まさに戦争の為の思想です。
ユニットの質も量も確保しやすい上、戦略資源を倍化したり大量のユニットを所持した際の維持費の緩和を行うなど、戦争のサポート面も優秀です。
後述する自由の条約機構より癖はありますが、使用していないユニットを都市国家に派遣して恐れ状態にする事で砲艦外交による影響度稼ぎも可能です。条件がやや面倒なだけあって増加速度は凄まじく、また交易路を用いない為に移動の手間はありますが交易路の距離や位置などを考慮する必要がありません。かなり特殊ですが上手く使えば外交勝利も可能です。
固有建造物のプローラや軍事主義、警察国家による幸福度の増加量が非常に多い事も特徴です。人口の多すぎる都市をある程度(必要な人口)まで破壊する事で制覇に付き物の不幸度の増加をほぼカットする事も可能です。破壊の速いアッティラであればより上手く行う事が出来るでしょう。ただしうっかり都市を完全破壊しないように注意。
プローラは沿岸都市にしか建造できない事を考えると、独裁政治を選ぶ場合には沿岸都市を一つは確保しておきたい所です。AIは沿岸都市を建てる頻度が多いため、AIから中盤までに奪っておくというのも十分選択肢です。高難易度ならばAI首都には大量の遺産が眠っている事が多々あります。限定的ではありますがスカーミッシュをプレイする際は海が出現する設定でない場合、建造出来ません。気をつけましょう。
独裁政治を採用してから戦争を開始するというのも考えられるのですが、やはり高難易度においての真価はアランブラを建造した都市を早めに奪い取って英雄叙事詩を建設するパターンでしょう。大技術者をキープしてアランブラも建造すれば最強の軍事拠点になります。無償の訓練1があるため、訓練2→3と取る事で、即座に行軍(修復)や電撃攻撃などを取る事が可能です。
飛行機は英雄叙事詩もアランブラも効果がないため、総力戦を取って暇な都市で作成しても良いでしょう。また、ブランデンブルグ門がある場合は総力戦を取らずとも同じ事が可能です。動員のみ取ってブランデンブルグ門のある都市で建造するなど、組み合わせはある程度考えられます。
昇進を3つ付けられるという関係上、遠隔ユニットはすぐに行軍が手に入りますし、海軍ならば国外回復や射程強化を即座に取る事が可能です。陸上ユニットが毎ターン回復出来る事も優秀ですが、海軍の場合はフリゲート艦がいきなり防衛圏外から攻撃できたり、戦艦ならば4マス砲撃で大体の陸地の都市すら奪取可能です。
総力戦から段々話が逸れて来てしまっていますが、Civ5のAI海軍は運用が下手であるため、海洋系マップで制覇勝利する際には利用価値が高いでしょう。二回攻撃を得ている場合、攻撃後に移動(陸上遠隔ユニットならば移動力が切れないよう1回攻撃などにする必要あり)が可能になるので射程範囲を取ってレベリングして標的や爆撃3を取って兵站を得たり、レベリングが最初厳しいですが兵站へ直行することで引き撃ちも可能です。
他の思想に比べるとレベル2思想に優秀なものが揃いすぎているため、4枠で何を選ぶか悩む事もあるかもしれません。前述の動員や総力戦の組み合わせを予め考えておくと良いでしょう。
ちなみに文化勝利系に関して、個人崇拝は使いづらいのですが、未来派に関しては観光力が固定値になっています。思想を取得した段階の観光力はほぼ1桁である事を考えると、非常に例外的ではありますが、低~中難易度で周囲の文化力が低く自分がトップを独走している場合には凶悪な文化勝利手段となります。
未来派を取得してから美学をコンプし、それまでに十分な信仰度を得られている場合各文化系偉人を購入したり、技術者で文化偉人を生む遺産を建てる事で未来派取得後に1ターンキルが可能です。完全にネタではあるのですが、独裁にしか出来ない離れ業と言えるでしょう。
自由主義
市民社会と普通選挙により大量の専門家を簡単に運用する事が可能です。更にアバンギャルドと創造的表現により傑作による文化出力を高めつつ、偉人自体の排出を増やせるのもポイントでしょう。勿論科学系偉人もしっかり排出する事が可能です。
また、合理主義の政教分離によって専門家の科学出力の恩恵もより効率良く得られる上、自由の女神を建てれば専門家を雇った場合の欠点である生産力の低下すらカバーすることが可能です。共通規格で建造できるため上ルート専攻の邪魔にならないのもポイント。
ニューディール政策は科学系偉人や大将軍、大預言者による固有改善であったり、考古学者のランドマークを強化する事が可能です。余った預言者を聖地にした場合や、早めに確保出来た一人目の大科学者をアカデミーにした場合、都市国家に送られた大商人を税関にしていた場合にはタイルの出力が凄まじい事になるでしょう。国連での発言力を生かして歴史的ランドマークを通した場合、極端な例ですが上記のような異様な出力を見る事も可能です。
逆に言えば偉人の改善や考古学者を作る余裕がない場合は効果を得られない制度であるため、そういった場合はレベル2を選ぶ際に2番目の社会制度として先に民主主義の兵器廠を選んでも良いでしょう。
中々の速度でユニットを作れる上、そうでなくとも自由の戦略上都市国家との友好(同盟)によってユニットが送られてくるため勝手に軍事力査定が高まり、宣戦布告を受けづらいというメリットがあります。維持費が無駄だと感じる場合はそのまま都市国家に送り返せば影響度に変換出来るのもポイントです。
レベル3の制度では条約機構を使う事で都市国家と容易に同盟を結ぶ事が可能です。文化後援のスコラ学を使う事で都市国家から大量の科学力を得られる上、商人連合やほろ馬車隊でゴールドも比較的多めに得られるのもポイントです。勿論大量の幸福資源や戦略資源も得られるため、そこまで来たら外交勝利で良いものの戦争も可能です。
また、観光面も中々なので遺産を大量に建造できている場合は美学とメディア文化を組み合わせる事で文化勝利も可能です。創造主ではかなりシビアですが、それ未満の難易度ならば狙ってみても良いでしょう。
産業時代以降上ルートを専攻し、全ての都市国家との同盟を完成させ、グローバル化までに国家情報局(全都市に警察署)を建造してAIの各首都に外交官を設置しましょう。高難易度では基本的に最も短いプレイ時間で勝利出来ることでしょう。
欠点としては都市国家の存在が少なからず大きな思想であるため、外交勝利重視(特にアレクサンドロス)のような指導者がトップを走っている際や、都市国家との交易を禁止された場合に大きな制約を受ける事です。
しかし、それでも科学力さえトップ争いをできているならば都市国家に使う予定のゴールドを宇宙船パーツの購入に使う事で科学勝利も可能ですし、そのための内政力もあります。
文化力に最も優れた思想であるため思想や社会制度自体の取得も速く、国連での発言力はAIによる嫌がらせを防ぐことも出来ますし、場合によっては世界的思想で自由を通す事で世論からの不満をカットする事も可能です。
上記の通り非常に柔軟性が高く、実質的にほぼ全ての勝利手段にシフト出来る万能の思想だと思います。高難易度AIに最も対抗しやすいため、最初は複雑な要素が多く感じるかもしれませんが練習する価値が非常に高い思想と言えます。
秩序
つまるところ、社会主義国家であり、共産圏です。Civというシリーズにおいて生産力や人口は重要であるため、比較的毎回優秀な印象があります。今回も例外に漏れず、扱いやすく優秀な思想でしょう。
レベル1の社会制度は国民的英雄と超高層建築を取り、後は防衛戦争でもしない限り幸福系制度を取得する事になります。都市数を抱えている場合には特に有り難いでしょう。
レベル2は労働者の能力と五カ年計画が優秀です。工場の建造加速こそ無駄になりやすいですが、ただでさえ優秀な工場が科学力までブーストしてくれるようになる上、鉱山や採石場を強化する事で文明全体の生産力を増やしてくれるでしょう。
敷けるならば丘陵にも農場を敷いて人口を増やすのが筆者が薦めるプレイングではありますが、秩序を予定する方は素直に丘陵には鉱山を敷くようにすると良いでしょう。目に見えて生産力が伸びます。
秩序の本領はレベル3の社会制度です。交易路からゴールドが得られない一方で非常に優秀な食料供給手段である国内交易路を強化する鉄のカーテンや、自由の宇宙船パーツゴールド購入アンロックと違い大技術者による製造をアンロックするだけでなく大科学者と大技術者まで得られる宇宙飛行の先駆者がとにかく強力。
防衛(や外交)で問題のない空き地から資源が確保出来る場合は、移住を用いたり鉄のカーテンによる食料交易路を大量に繋いで超高層建築(+重商主義+ビッグベン)で一瞬で新都市を整備する事も可能。
プロレタリア独裁も高難易度では効果を発揮しづらいもののですが、幸福度が高ければそれだけで発動するため、文化勝利も中々狙いやすいと思います。
固有建造物であるクレムリン宮殿は機甲ユニットの生産を大幅に加速させます。他の思想と異なり軍事ユニットの生産力を強化する制度がないのはこの為でしょう。注意する点としては鉄道という完全なる下ルートを選ぶ為、他2文明に比べて建造しようとした場合、プラスチックがかなり遠い事があります。
内政の遅れを防ぐ事を考えると個人的には素直にプラスチックで研究所を解禁した後に上げた科学力で下ルートを進め、建造出来そうなら狙ってみる程度で良い気もします。
レベル2制度で科学力と生産力を大幅に上昇させ、重要建造物や生産が遅い都市、資源を抱え込むのに建造した都市にゴールドを使いつつ、宇宙開発系の技術を取得し、最後の宇宙船パーツに首都で大技術者を使い逃げ切るのが秩序の最も多い勝利パターンになるでしょう。
色々な意味で外交関係が悪化しやすい独裁や、外交に気を遣う必要のある自由に比べると自分だけを見ていれば何とかなる余地の多い思想だと筆者は思っています。つまるところ、分かりやすい思想なので勝ちやすいという事です。自由による戦略が複雑であったり難しいと感じた場合はまず秩序での科学勝利から挑戦していくのも良いと思います。
あえて欠点を挙げるならば、若干シナジーが薄いというか、制度間のちぐはぐ感やゲームシステムとの相性の悪さがあります。内政で勝ち切る場合は祖国防衛は不要ですし、思想段階まで来て新都市建造も正直高難易度ではまず行わないでしょう。それにしても移住を使わずに食料交易路を回す方が良いですし、党執行部も文化力に釣り合うかというと難しい所です。AIは基本的に財政支出(科学)を嫌い、財政技術(芸術)を好むために大技術者や科学者を排出する為に僅かに苦労するのも痛い所でしょうか。
こう書くと「あれ?じゃあやっぱ秩序そうでもないの?」となると思われるでしょうが、実際にはプレイが安定するまでは秩序の手広い制度が事故を起こした際のフォローとして機能する事も多いと思います。とにかく自国内で勝利パターンを構築しやすいため、最も扱いやすい思想なのは間違いありません。
内政勝利編
テクノロジーはかなり極端な選択をするようになるでしょう。というのも、下ルートから内政系テクノロジーや遺産が大幅に取り除かれ、ほぼ軍事系のみのルートとなるため、非戦内政型の勝利をする場合は必要なくなります。
一応重要技術として、条約機構による都市国家への交易路を陸路で繋ぐ場合は内燃機関。交易路が増える上に鉄道がとノイシュヴァンシュタイン城(と秩序を選んだ場合は更にクレムリン宮殿)が解禁される鉄道が存在します。
とはいえ工業化以降は自由を選択した場合は共通企画、独裁を選択した場合は飛行機を回収しつつプラスチックに直行した方が良いでしょう。研究所で科学力を激増させてから鉄道と内燃機関を回収する方が個人的には安定度が高いと思います。白兵ユニットが歩兵までアップグレード出来るのも良い所です。
そこからはペニシリンに進み早めに原子力時代を目指しても良いですし、内燃機関を回収しつつレーダーまで研究するのも悪くありません。レーダーを研究するタイミングでオックスフォード大学を建てロケット工学を解禁し、文化力が貯まり次第社会制度で合理主義をコンプリートしましょう。そこまでに科学革命か自由思想以外の合理制度を獲得しておくのがポイントです。
これにより無償のテクノロジーでレーダーから人工衛星まで一瞬で研究する事が出来る上、大技術者が居ればハッブル宇宙望遠鏡も即座に建造可能です。更に手に入れた大科学者2人を上ルートに使って最終技術まで直進しましょう。
レーダーからの人工衛星ジャンプを使わない(≒外交勝利や文化勝利を最速で狙える)場合はエコロジー直行から同じ方法を使う事で遠距離通信→インターネットorグローバル化を一瞬で研究可能です。どちらを使うにせよ原子力時代以降の無償の社会制度や大量の大技術者は大幅なリードに繋がるため、そこまでにテクノロジートップ争いに参加できていればほぼ確実に外交(または文化)勝利出来る事でしょう。
勿論、科学勝利の場合でもオックスフォードや合理コンプを使う事でAIに先んじて宇宙船を完成させる事が出来る筈です。オックスフォードは最後の技術に残しても構いませんが、合理主義はそこまでの過程で研究協定の為に科学革命を取っている場合は自由思想の為に早めに合理コンプをしても良いと思います。
最後1つの技術を無償のテクノロジーで取得し、自由ならばゴールド、秩序ならば技術者で即座に最後のパーツを完成させ逃げ切りましょう。
宣戦依頼による布告回避が通らず、戦争が起きる場合でも人工衛星チャートを使う場合、空港を設置し、歩兵や爆撃機に移動式SAMとロケット砲を使う事で防衛戦も可能です。特に自由を選択した場合条約機構によって同盟が早期に完成するため、資源とゴールドが余りやすく、ユニット購入で即座に応戦が出来るでしょう。
交易路は大体破壊されてしまうため、その場合はしばらく安全が確保できないルートは国内交易に変更してハンマーを増やしたり、ゴールド購入を行う場合は食料を増やして都市自体を強化すると良いでしょう。
制覇勝利
独裁による制覇勝利を選択した場合は柔軟に研究ルートを選ぶ必要があると思います。選ぶ基準はその時点で自分が戦争をしているかどうかで考えて下さい。
今まさに戦争をしているor戦争が近い場合、戦士系を使っている場合はライフリングを取りつつダイナマイトへ、騎兵系を使っている場合は軍事学へ直行しましょう。
戦争する上で当然ユニットの質は重要であり、マスケットや騎士からライフルや騎兵隊へのアップグレードは圧倒的な差が生まれます。更に大砲の解禁により攻城戦の主力が完全に大砲に切り替わり、弩兵はガトリングとして防衛用ユニットになります。
大砲がとにかく強いため、ここに至るまでに1~2文明の首都を奪えているならば大砲ラッシュをする事で制覇まで漕ぎ着ける事が可能です。
基本的にその時点で制覇勝利の目処が立つだけのユニットを確保する必要がありますが、前線での移動の加速や兵員輸送の為に鉄道を先に取るのも選択肢の一つです。基本的にプラスチックの研究は早い方が良いですが、前線に道路(鉄道)を敷くことで大砲も移動攻撃が可能になる事は覚えておきましょう。
加えて言えば独裁で電撃戦を取っている場合、戦車は高い移動力とZOC無視を持つ非常に優秀なユニットになります。長距離攻撃ユニットを消し飛ばせる上、修復の昇進と攻撃後の略奪や撤退を組み合わせる事で敵都市内でも粘り強いのが特徴でしょう。
戦車系と連携しつつ安全な都市砲撃が可能になり次第、砲弾の雨を降らせて都市を奪取しましょう。そうこうする内に大砲が連続攻撃と射程強化を覚え、長引いた場合でもロケット砲にアップグレードした段階で全ての都市が容易に落とせるようになる筈です。
騎兵(戦車)系と攻城兵器をサポートする場合、対空兵器によって攻城兵器を守りつつ爆撃機で敵ユニットを処理すると良いでしょう。敵の対空兵器は戦車で先に撃破出来るはずです。
ちなみに戦術として、敵地でも労働者による伐採や略奪された設備の修復が可能です。行軍速度の確保や射線を通す際に伐採は優秀ですし、略奪したタイルを手早く修復する事で再度略奪する事が可能であったり、都市奪取後の復興を事前に進める事も可能です。
敵国の道路は利用できないものの、道路を敷く事自体は可能なので占領後の為に道路の敷設も選択肢の一つです。丘陵に囲まれた要害都市の攻略に苦労する場合は大将軍で土地を奪って道路を敷く事で迅速な進撃に活用する事もできます。
更に、敵AIは労働者を捕獲した場合はそれ以上行動しないため、都市に籠もった遠隔ユニットをおびき出すのに労働者を使ったり、視界の確保役に使う事も出来ます。
労働者が奪われた直後に撃破して騎兵系で再度奪い返し、騎兵のみ下がる事で敵兵が尽きるまでデコイにしつつ視界を確保する事も可能です。戦争にも非常に活躍するため、是非労働者を従軍させるようにしましょう。
他には飛行機に対して効果を発揮しない昇進やバフは多いのですが、衛生兵は効果を発揮してくれる事などが挙げられます。大量の爆撃機を詰め込んだ都市には衛生兵の昇進を取ったユニットを添えてあげましょう。空中修復を取っている場合ほぼ休まずに攻撃し続ける事が可能です。
一見攻略不能な要害都市や大量の敵軍もこれらを利用する事である程度は楽に攻略出来るようになります。独裁の項目で説明したEXPや昇進ボーナスを事前に付けておけば、後はテクノロジーで大きく劣らないように気をつけるだけで精鋭化した兵による制覇が可能です。
戦争をする場合は戦争によって勝利する事になるため、制覇の完了に必要な技術の見通しを立てて上ルートの内政系テクノロジーをつまんで行く事になるでしょう。
次回以降は必須ではないため説明出来なかった細々とした話になると思います。